着こなしを工夫することで、花粉をつきにくくする

最後に、着こなし自体を工夫することで、花粉を衣類に吸着することを防ぐことができます。具体的には、静電気を起こしにくくする着こなしをすることです。

衣類に使われている素材には、プラスの電気を帯びやすいもの、マイナスの電気をおびやすいもの、そもそも帯電しにくいものと3種あります。

一番おすすめの着こなしは、帯電しにくい素材の服を着ることですが、麻や綿、シルクが主ですので、真冬の着こなしにおいて、これらだけで完成させるのは現実的ではありません。

現実的な着こなしとして今回ご提案するのは、同類同士で着こなす、もしくは帯電しにくい素材と合わせた着こなしをすることです。

例えば、プラスの電気同士ならウールのワンピースとウールとナイロン混紡のタイツ。マイナスの電気同士ならポリエステルのスカートに、ポリエステルとアクリル混紡のニットを合わせるといったものです。

些細なことですが、着る素材に気をつけることでも、花粉対策において大きな成果をあげられます。

全部ひっくるめて、花粉対策に役立ててくださいね。

広告・TV衣装を中心に活動するスタイリスト・ライター。パーソナルスタイリストを日本に普及した第一人者であり、サタデープラス、ズームインサタデー等、NHK、日本テレビ、TBS等TV番組出演・監修多数。長男の受験を機に、執筆業に重きを置く。ウレぴあ総研では、ファッションの枠を超えて、2児のママならではのリアル情報・食・旅をお届けしています。@kunie_11