2: 趣味を理解してくれる

「俺にはイラストを描く趣味があって、没頭すると何時間もひとりで過ごします。

仕事のない休日に主にやっていたから、今までの彼女は『時間があるときに会えないなんて』と不満が溜まるのか最後は振られてばかりでした。

寂しいけど趣味はやめられないし、仕方ない。

そう思って、今の彼女と親しくなったときは最初から『こんな趣味があって、休みの日はほとんどこれに費やすから彼女ができても会うのが難しい』と話していました。

でも、彼女は『私はジム通いが趣味で、同じく休日に通っているの。お互い好きなことに時間を使うんだから、不満はない。空いた時間に会えればいいんだし』とあっさり受け入れてくれました。

実際に交際が始まってからも休みの日はお互いに何をしているか報告をしあって、隙間ができたときに会えるような、ストレスのない関係が続いています。

趣味への理解って本当に大事だなと思います」(34歳/設計)

こちらの男性は、決して彼女と過ごす時間をないがしろにしたいわけではありません。

でも、実際に会えないのが現実なら、それで離れていかれても仕方のないこと。

そう割り切っていたのに、同じくひとりの趣味に没頭したい女性が現れて、交際はスムーズに進んでいます。

趣味への理解は、我慢や不満を溜めることではありません。お互いにストレスのない過ごし方ができてこそ、相性がいいといえますね。

3: 彼女の生き方に共感する

「俺の彼女は、会社から独立して個人事業主として仕事をしています。

自営業だから稼ぐために夜も休日も仕事するときがあり、『ゆっくり会えなくてごめん』といつも謝ってくれていました。

でも、好きなことで身を立てようとする彼女は素敵だと思うし、俺は会社員だけど負けていられないなとやる気をもらっています。

確かに、彼女が自分と同じ会社員だったら、イベントのときなんかももっと一緒にいられるんだろうけど、そんな安定より好きな仕事で成功したい彼女の努力する姿のほうがずっと魅力的で。

俺の知らない世界を目にすることができるし、そこから仕事のヒントをもらうこともあります。

彼女の生き方に共感できるし、俺が支えていきたい。これからも一緒に生きていきたいですね」(35歳/営業)

個人事業主として活躍する人は増えましたが、自分のパートナーがその道を選んだとき、会社員の自分を振り返って相手の生き方に疑問を持つ、ということもあります。

ですが、こちらの男性の場合は逆に挑戦し続ける彼女の姿に魅力を感じ、そこから良い刺激を受ける懐の深さが関係を続けていく秘訣といえます。

苦労する姿を見て離れていくのではなく、支えたいと思う。

その愛情の大きさは、ほかの誰でもなく彼女の生き方が素晴らしいと認められるからです。