私自身、“副リーダー”のポジションをもらったことはないんです。だけど、才加(秋元才加)がリーダーをやっているときは、“才加を支えてあげたい”と思って、自分も動いていました。

だからなんとなく、自称“副リーダー”みたいな感じだったんです。ときには“自分の方が才加より動いているな”と思ったときもありました。

副リーダーが本物のリーダーというか、リーダーよりも副リーダーが動いている組織の方がいいと思うんです。それが一番いいというか、素敵だと思う。

ーー確かに、“行動してくれる副リーダー”がいると、組織の下の人たちも動きやすいかもしれませんね。副リーダーが動くことによって、リーダーも負担が減って、判断を下したり、行動することに専念できますし。

うん。難しい問題ですよね。

ーーそうですね。でも、佐江ちゃんはとっても分かりやすく伝えていましたよ。

伝わりました!?

ーーはい。とっても! そういえば先ほど佐江ちゃんが言っていた“自分がいたい立ち位置と、周りから求められることとは違う”というのも、以前の連載で、それに通じるお話をしてくれたことがありました。

え!?

ーー去年の今頃の連載でちょうど話していて。新しい仕事で“悔い”を残さない秘けつは? という内容でお話した回でした。(第136回)

何がきっかけで、その話をしたんでしたっけ?

ーー朗読劇をやったり、雑誌のモデルさんの体験をしたり。そのときに「自分にとっての“いい”と、人が思う“いい”は違う」というお話をしていて。とっても印象的な言葉だったので、タイトルにもさせてもらいました。

本当に!?

ーー少し違うかもしれませんが、なんとなく、今回のお話にも通じるところがあるのかな、と思いました。

ハズカシイ。。 私、また同じこと言っちゃった! 1年前から、本当に成長してないじゃん!

ーーいえいえ、変わっていないのはいいことですから。やっぱり佐江ちゃんには軸があって、ブレがないなと思いました。

いつもそう言ってくださってありがとうございます! (とっても照れる佐江ちゃん)

でも、“自分のいい”と、“人が思ういい”は、本当に違うから。

どっちもいいとは思うんです。自分がいいと思うことをまっすぐ主張するのも、すごくかっこいい。でも、私はこっちがいいと思うことでも、皆がいいって言うならそっちでもいいかなって。どっちもいいと思います。

でも、どっちもいいと思うのは…私の場合、自分に自信がないからだと思うんです。

ーーでも、“自分に自信がないから”という謙虚な気持ちを持つことって意外と難しいと思います。

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