そうですね。ちゃんと考えていかなきゃなって思ってます。
ーーそう感じ始めたのはいつ頃からですか?
んーー…、やっぱり9、10月頃からかな。色んなことを考える時間があり過ぎたから。結構色んなこと考えてました。
ーー佐江ちゃんがそう考えていたとは。追いかけても、追いかけてもつかまらない存在、という感じです。。
そういう人であり続けたいですよね。
でも、“手が届かない”っていう表現は、やっぱりアイドルとファンの関係を表した言葉だと思うんです。私はアイドルじゃないから“手が届かない”とか、そういう感覚は必要なくて。
“純粋に応援したいと思って応援してくれる人が、どれだけいてくれるのか”、自分が知らなきゃいけないのかなってすごく思うんです。多分、知って後悔することしかないと思うんだけど。。 でも、それはそれで仕方ないかなとも思う。
あと、9、10月に考えていたのは、“競争社会にいるのが疲れた”ということです。
ーー他と“比べられる”ということ?
そうですね。AKB48グループを卒業しても、このお仕事をしている限りは一生続くことだと思うんです。でも、“どうしたらそこから抜け出せるんだろう”って、考えてました。
だから、競争社会にいるのが気にならないくらいの、スゴい才能がどっかから出てこないかなと思って(笑)
“才能の芽”が、どこかからピューン! って出てくれないかな。あっはははははは(笑)。
『王家の紋章』の舞台で、プロのすごい人たちの中にいたから、そう思いました。
ーーキャリアも活躍する分野も違う、プロの方たちと比べられるんですもんね。
そう、そう! でもそれは、“プロの方と比べていただけるんだ。有り難いな”って思いました。
ーー『王家の紋章』での経験はもちろん、この1年、本当に色んなことがありましたね。卒業発表をしてから、もうすぐ1年が経とうとしています!
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