3:7~10歳の子どもにはやり抜くことの大事さを教えよう
小学校になれば、塾に通っている子どもは多くいますよね。しかし先取り学習では、子どもが育脳にとって悪い習慣を身につける可能性があるため、注意が必要だそうです。
たとえば塾で先取り学習をしたことで、学校の授業を「もうわかっているから」と聞き流す、学校の先生を尊敬しなくなるといったことがあるといいます。
また小学校や中学校までは良い成績を取れていても、徐々に悪い習慣の影響が出てきてしまうため、高校に進む頃には成績が落ちてしまうケースが少なくないのです。
7~10歳からは脳の回路が発達し始めるので、本格的に学習に励んでよい時期。
ただし学習において重要なのは、予習よりも復習とのこと。「だいたい覚えた」ではなく、「完璧に覚えた」というところまでやり抜くことが大事であることを忘れないようにしましょう。
ただし、先取り学習にもメリットはあるようです。
それは、良い成績を取ることで、子どもの自信につながること。ひとつでも何かに自信が持てることで、子どもはさまざまなことに対して意欲的に取り組むようになるそうです。
もし先取り学習をさせるのであれば、繰り返し勉強することがポイント!
親は「一度塾で習ったことでも、学校の授業ではまだ知らないことが出てくるかもよ」などと、アドバイスしましょう。子どもが興味を持って最後まで人の話を聞けるように導くことが、親の役目となるのです。
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親が「子どもの才能を育てたい」と願うのは当然のこと。しかし「子どものため」と一生懸命になるあまり、実は脳によくない育て方をしているかもしれません。
林成之氏の著書『子どもの才能は3歳、7歳、10歳で決まる!―脳を鍛える10の方法』は、脳のしくみから、どのように育脳に取り組めばよいかが、詳しく紹介されています。
周りの家庭が早期教育を始めているから、塾に通わせているからと焦る必要はないのです。ぜひ手にとって、日々の子育てに役立ててみましょう。