3: 友人に自分との仲を話していた
「いいなと思う女友達がいたのですが、デートに誘う口実に悩むばかりでなかなか距離を縮められずにいました。
みんなといるときはすごく話せるし楽しいんだけど、いざふたりきりになるとどうなるかわからないのが怖かったです。
でも、ある日友人から『○○がお前のことをすごく褒めてたよ。デートに誘えば?』と言われて。
聞いてみたら、飲み会の帰りに遠回りなのに自宅まで送ってくれたのがすごくうれしかったって話していたようで、そう感じてくれたことに感激しました。
好きって言うくらいなら許してくれるかも、と思い切ってランチに誘ったらあっさりOKをくれたのでホッとしましたね。
それで、初めてのデートの帰りに『本当は恋愛感情の意味で好き』と告白しました。
返事はいらないと言ったら『じゃあ、私も好きになったら告白する』と返してくれて、今は前よりふたりきりで過ごす時間が増えて幸せです」(27歳/配送)
友達伝いで知る好きな人の情報って、新鮮ですよね。
自分がいない場でもポジティブな存在として話題が出ることは、男性にとって大きな喜び。
その姿に後押しされて、デートに誘う勇気も出ます。まだ交際までは進んでいないようですが、これから良い関係を築けるといいですね。
4: 「お弁当を作る相手は自分だけ」と知って
「サークルで知り合った女性と仲良くなって、家が近所だったのでたまに本屋とか定食屋とか一緒に出かける気楽な友達関係を続けていました。
お互いにひとり暮らしで、俺がコンビニの弁当ばかり食べているのを気にしてくれたのか、『私で良ければたまにお弁当作るよ』って言ってくれて。
それから週に何度か本当に朝手作りの弁当を持ってきてくれるようになって、感謝しかありませんでした。
弁当箱の受け渡しで会う時間が増えて、好きだなと思うのだけど彼女が『ほかにもお弁当作っている人がいる』って言っていたんですよね。
俺だけじゃないんだな、と勘違いしないように距離を取っていました。
それが、ある日『本当はね、お弁当はあなたにしか作っていないの。プレッシャーに感じてほしくなくて』と照れくさそうに言われて、思わず『すごくうれしい。俺だけにしてほしい』と言っていました。
告白ではないかもしれないけど、そのときは『いま言うしかない』と思いましたね」(30歳/営業)
こちらのふたりは、今も「限りなく恋人に近い距離感」でお弁当の受け渡しが続いているそうです。
どうして女性は“真実”を打ち明けたのか、男性が距離を置いているのを察したからかもしれません。
それでは良くないから本当のことを話すのであって、その気持ちが伝わったことで男性は本音を口にできました。
いつか「好きだ」とお互いに言い合える日がくればいいなと思います。
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男性が「今しかない」と思うタイミングは、女性の気持ちが自分に向いていることを知る瞬間です。
それは明らかな好意でなくても、「自分あてのメッセージ」なのだと気がつくことで心が動きます。
きっかけさえあれば告白したいと思う男性は多いですが、その背中を押してくれるのは、女性側の「あなただけ」というサインです。
告白してほしい男性がいるのなら、こんなアプローチが有効ですね。