絆が強く、家庭円満な夫婦は、双方ともにコミュニケーションに関して『ある力』を持っています。

果たしてどんな力を持っているのでしょう?実例をご紹介しながら、共通項目を5つお伝えします。

1.伝える力

家庭円満な夫婦は、感謝の気持ち、褒め言葉を頻繁に送るなど、相手との仲が良好になることを伝え合っています。

また、自分の要望を伝えるとき、相手を不快にさせず、言うことをすんなり聞いてもらえるよう工夫もしています。

かつて私が会社勤めしていた時の上司(45歳・男性)に、「ついつい妻の言うことをすんなり聞いてしまう」と言っている方がいました。

その上司の奥様はどういう伝え方をしていたか?詳しく伺ってみました。

奥様は、命令口調や強制的な口調ではなく、

「あなたって子どもに物を教えるのがとても上手いから、算数の宿題を一緒にやってくれると助かるんだけど」

「今手が離せないから、雨が降る前に洗濯物を取り込んできてくれると嬉しいなあ」

と伝えているらしいのです。

このような「○○をしてくれると(私が)助かる」「(私が)嬉しい」という伝え方を『Iメッセージ』と言います。「私が」主語になっている伝え方です。

一方、多くの人が無意識に使ってしまうのが、「算数の宿題手伝ってあげてよ」「早く洗濯物干してよ」という命令口調や強制的な口調。

このような「(あなたが)~してよ」という伝え方を、「あなた」(You)が主語になっていることから『Youメッセージ』と言います。

Iメッセージは、Youメッセージと違って命令や強制の感覚がないので、反発心を招くことなく、相手は要望を受け入れやすいのですね。

2.聞く力

あなたの夫(妻)は、あなたによく話をしてくれますか?

もし、「あんまり自分の話をしてくれない」「夫婦の会話があまりない」という場合、あなたの聞き方に問題があるのかもしれません。

相手が話している最中に、「それはあなたが悪い」とダメ出しをしたり、「こうすればいいんじゃない?」とアドバイスをしたり、「そんなことよりも~」「そういえば私も~」と自分の話にすり替える。

これらは、相手の話す気を削ぐ行為です。こういうことが続くと、「妻(夫)には話しても無駄だから…」と話をしてくれなくなります。

家庭円満な夫婦は、相手の話を聞くのがとても上手です。相手の話を聞いている最中は余計な口を挟まず、自分の話にすり替えることなく、熱心に聞きます。

人は、誰しもが自分の話を聞いてほしいと思っています。相手の話を聞くことは、相手の心を癒すこと。そして相手との心の絆を深める行為です。

Sさん(40歳・女性)は、いつの頃からか夫との会話が少なくなっていました。

ある日、友人と聴き方講座に参加しました。そこで、自分が「いかに人の話を聴いていなかったか?」に気づかされたそうです。

聴き方講座で得た知識を生かし、夫と会話してみたところ、普段口数の少ない夫がどんどん自分の話をし始めました。そして、話が終わった後は、夫が「なんだか今日はすっきりしたなあ。聴いてくれてありがとう」と言ってくれたそうです。

そこから夫婦の会話が増えて、家族の仲がすごく良くなっているそうです。

3.男女の違いを理解する力

家庭円満な夫婦は、男女の性差をよく理解しています。男性と女性では、脳の使い方やそれまでの習慣により、考え方が根本的に違う部分がとても多いです。

男女の違いをよく理解していると、夫婦でよく起こりがちな争いを防ぐことができます。

Iさん(33歳・女性)は、夫が自分の伝えたことをすぐ忘れることに心底イライラしていました。

「○日はママ友とご飯に行くから、子どものことお願いね」と確かに伝えたはずなのに、夫は当日になって「え?そんなこと言ってたっけ?」と言い出すのだそうです。

ある時、ふと手に取った男女の違いを書いた書籍を読んで、男性の脳は『一点集中型』だということを知りました。多くの男性は、普段は仕事のことで頭が支配されており、他のことを頭に入れておく余裕がありません。

女性のように、テレビを見ながら洗濯物を畳んで、明日の段取りも考えて…と言うことがなかなかできないのです。

なので、夫に覚えておいて欲しいことがあるときは、しつこいぐらい何度も伝えるなど、工夫をしなければならないと言うことに気づきました。

そこからIさんは、夫に覚えておいて欲しいことは、一度だけではなく、口頭で、LINEで、張り紙、と、工夫して何度も伝えるようにしました。最近では、スマホアプリの共有スケジュール張を使ってお互いの予定を管理しているとのこと。

このように工夫することで、「言った・聞いていない」の無駄な争いを避けることができたそうです。

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