子育てに悩みはつきもの。他の人から見たら小さなことでも、我が子のこととなると気になってしまうものです。
今回ご紹介する書籍『くわばたりえの子育ての悩みぜ~んぶ聞いてみた!』は、3人のお子さんを育てるくわばたさんが、NHK『すくすく子育て』などに出演する保育士・井桁容子先生に子育ての悩みや体験を相談するというもの。
「ママの代弁者」と言われるくわばたさんに対して、井桁先生は「子どもの代弁者」。頑張りすぎているママをラクにしてくれるようなアドバイスが満載です。
本書の中から、「赤ちゃんの睡眠」「離乳食」「イヤイヤ期」の悩みに対するアドバイスをピックアップしました。
ママのイライラで赤ちゃんの寝つきが悪くなることも!
くわばたさんの3人のお子さんの睡眠タイプは「とにかく寝ない」「よく寝る」「3時間おきに起きるけど、授乳すればすぐに寝る」など三者三様だったそう。
寝ても寝なくても心配になるのが親心。「いつか終わるよ」とアドバイスされても、「いつかって、いったいいつやねん!」と心の中で叫んでいたそう。
井桁先生は、睡眠は個人差が大きく、「こうしたら寝る」というアドバイスが我が子に当てはまるとは限らないといいます。また、お母さんが疲れてイライラしていると、赤ちゃんがその雰囲気を感じ取って寝つきが悪くなることもあるそう。
そのため、まずは周りがサポートしてお母さんがゆっくりできる環境をつくることが大切だといいます。
赤ちゃんは眠くなる時に不快を感じて泣くことがあり、そんなときは何をやってもなかなか泣き止まないそう。しばらくそのまま泣かせてあげて、疲れた頃に抱っこするとすんなり眠ってくれることもあるそうです。
離乳食を食べないときは「おしまい」と切り上げる
離乳食も、「なかなか食べない」「遊び食べをする」などママの悩みの種になりやすいもの。くわばたさんも一人目のお子さんのときはマニュアルにこだわりすぎて、なかなか進まなかったそうです。
井桁先生は、お母さんが正しいステップにこだわると調理が大変になり、食べない赤ちゃんにイライラするという悪循環に陥ってしまうといいます。