圧倒的消耗度を誇る診察!栄えある第1位は

『鼻吸い』

です!!

『鼻吸い』とは…字を見たら一目瞭然ですが「赤ちゃんの溜まった鼻水を吸引機で吸い取ること」をいいます。

赤ちゃんの鼻水の出っぷりはマジで予想の斜め上をいってました…。
ホントに些細な気候、体調の変化でスグに鼻水が出て、それがゼロゼロと詰まりはじめると呼吸もしづらくなり、夜中に苦しくてギャン泣きしたりと…厄介な症状です。

それを改善してくれるのが伝家の宝刀『鼻吸い』!!
専用のチューブを鼻に差し込み医療用の機械が掃除機のダイソンかのごとく「ズオオオォン!」と鼻水を吸い取ってくれます!

これで鼻通りスッキリさわやか!

中には鼻吸いのみをしてもらいに耳鼻科に毎日来る方もいらっしゃっるとか。
やはり継続的にやることで治りが違うみたいです。

……ただ……コレが1番…消耗するんですよ……(遠い目)

めっちゃ吸引力のあるチューブを赤ちゃんの鼻の穴に差し込むんです。
そしてその状態を5~10秒くらいキープするんですよ。
チューブが外れたら最初からやり直し。

ということはですね、もはや『ワタシは拘束具』ならぬ『ワタシはコンクリート!!』のレベルで挑む必要があります。

全身を石のように固く力を入れて、ムスコの両手と胴体を自分の胴体に密着させたら微動だにさせないよう両腕で固定、ムスコの両足は自分の太ももでしっかり挟んで外させません。
そして看護師さんはムスコの頭が左右にブレないよう両腕でグッと押さえて、

その状態で
鼻吸い機『ズゴゴゴゴゴゴォーー!』
ムスコ『いぎぃやぁああああああ!!』
ワタシと看護師『もう少しだ頑張れええぇええ!!』

うっかり『こんなに力まなくても大丈夫じゃ…』と余裕かますと、看護師さんに
「おかあさん、もっとしっかりギュッと!!そうっ、その感じで!」…と活が入ります。

コレを、右、左と合計2回…
会計を済ますころには結構、全身にきてます…(ムスコもそうでしょうが…)

でも、この『鼻吸い』はムスコが産まれて1歳半になった現在まで、
もうかれこれ20~30回はゆうにやってます。(もっとやってらっしゃるママもいるのでは…)

多分、いままでの診察内容の中でも圧倒的に回数ナンバー1ですね。
なので今では腕の筋肉がついてコツも掴み、そう簡単には暴れるムスコに負けなくなりました。

皆さんの中には、赤ちゃんの症状によって消耗する診察内容は異なるかとおもいますが、
子どももママも病院通いの日々の中で精神的、肉体的に強くなってくことは間違いないので!

目指せ『コンクリ』!!(燃)

 

つづく

 大手出版社から単行本を数冊発表し、現在は休業中の(元)漫画家。アシスタント業をメインにしながら、主婦業とお母さん業でも大忙しの毎日。夫である鈴木妄想とオタクトークで燃え上がるのも日課。息子の笑顔と各国アイドルのPVを見て癒されている。

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