インフォームド・コンセントって知っていますか?
子供の成長を安心して見守るためには、地域で連携した医療体制の充実が必要です。

自分や家族にあった「かかりつけ医」の選び方や、医師と上手に付き合い、より正しい診察をしてもらうためにはどうしたら良いのか。東京都医師会理事・野津原崇先生に伺いました。

「かかりつけ医」とは?

野津原崇先生 大田区で開業。東京都医師会理事。

かかりつけ医とは、野津原先生曰く「身近にある診療所などにいる先生で、一言でいうと普段から何でも相談できるホームドクター」のこと。病気の予防や体調の変化はもちろん、精神的なことも含めて相談できるお医者さんだそうです。

住んでいる街にたくさんある診療所や病院のなかから、どのようにして自分や家族に合った先生を見つければ良いのでしょうか…?

 

なぜ「かかりつけ医」が必要なの?

何でも話を聞いてくれ、体調の変化も見過ごさない「かかりつけ医」。確かにいれば助かりますが、「何かと忙しくて診てもらう機会もなかなかない…! 」「病気になったときに病院に行けば良い」という人も多いのも事実。かかりつけ医を見つけるメリットは何でしょうか。

「飛び込みになってしまうのもしょうがないのですが、今まで診てもらっている先生に『体のここが痛い』『熱が出た』と言うのと、初めて診てもらう先生に言うのとでは、その患者さんに対して持っている情報量が全く違います。
少し極端な話しですが、今問題になっているのは飛び込みの出産。出産の前、妊娠期間中には定期的に健診を受けることになっていますが、それをせずにお産になって急に病院に駆け込むというのは、非常に危険です。

他の病気にしても、今まで診察を受けたことがない場所に行くというのは、それまでの情報がないということ。最初は風邪でも、そこから病歴が始まるので、同じ場所で情報を積み重ねていくというのは大切なことです。」

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