キラキラネーム、二次創作、ゆるキャラ…楽しい日本酒が満載!

池袋パルコ本館7FのPARCO MUSEUMにて、ひと味違った日本酒イベント、「I LOVE SAKE 日本酒マニアック博in 東京」が開催されています。

昨年から大阪ではじまったこのイベントは、日本酒を“サブカルチャー”の視点で掘り下げるというもの。たとえお酒が飲めなくても、アート感覚で楽しめる内容なのです。

ピンクやイエロー、ポップな展示に目が奪われる

会場に入ると、まるでアート作品のように並ぶ日本酒の瓶。背景は、テーマによって蛍光ピンクや青、緑、レモンイエローなど原色に近いカラフルな色で眩しいくらい。日本酒=伝統的な日本の酒、渋い、というようなイメージを払拭するかような雰囲気に、ワクワクします。

ピンクのエリアに並ぶのは、ラベルや瓶が面白い日本酒。花や猫など柔らかなタッチのイラストで書かれた女子好みのものもあれば、「子宝」に効きそうな瓶のデザインまで、思わず突っ込みをいれたくなるものばかりです。

「川口納豆」は、宮城県で美山錦という酒米を栽培している納豆屋さんに、蔵元さんがお礼にとデザインしたもの。通常、日本酒は納豆の菌と相性が悪いのですが、日本酒に納豆と名前を堂々とつけてしまう思いきった感じがすごい。

可愛らしいトンボのイラストは、杜氏の娘さんが、小学校の時に描いた絵をベースにデザインしたものだそう。見ていてとっても和みます。

レトロな雰囲気のイラストを使った、鬼乙女シリーズ。かわいらしい乙女は、とても鬼には見えないけど、もしかして怒ると鬼に変身するとか? 何かストーリーがありそうで気になります。見かけたら、夢、幸、恋、涙と4種類揃えたくなります。

思わず笑ってしまった「ビクトル投げからの膝十字固め」。これは格闘技の技の名前で、格闘技をしていた蔵元さんの得意技なのだとか。その技の使い手である、ロシアの格闘家、アンドレイ・コピィロフさんに敬意を表して、このラベルになったようです。

それにしてもすごいインパクト。おもしろラベルで有名な「タクシードライバー」を造った蔵元さんのお酒ということで、納得しました。