ーーそれは残念でしたね。その分、ムーラン・ルージュでは刺激を受けられましたか?

うーーん…。

ーーどんなものが観られるんでしょう?

ディナーをしながら、近い距離でショーを観られるところで、すごく素敵なところだなって思いました。

それは、本当に素敵だなと思ったんです。だけど、ちょっと視点を変えて観てしまったからか、“うわぁ、すごい!!”と、思えなかったというか…。

去年の夏に、『キンキーブーツ』というミュージカルを観に行かせていただいたんです。オリジナルの舞台がブロードウェイの大作で、それが日本人キャストで公演されるというので、すごく期待されていた作品で。

期待されていただけあって、観たとき“うわぁ…、ここまで仕上げてきたのか”っていうすごさがあって。そのときの感動の方が大きかったというか。。

本国の作品は観ていなくて、日本のキャストの方たちのしか観ていないけど、日本のエンタテインメントのスゴさを感じたというか。それで感動したものがあったので。。

だから、ムーラン・ルージュで“すごい!!”って、正直、思えなかったところがあって。

ーー実際に観てそう感じたのなら、それはそれでよかったのではないでしょうか。実際に観て“自分には合わない”と感じたり、特に評価されてないものでも、“いい”と感じたりしたのなら、それはそれで人それぞれ、というか。

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