ナチュラルメイクは、意外と難しいものですよね。

年齢を重ねれば重ねるほど「若く見せたい!」という思いから“ここも、ここも”とどのパーツも抜かりなくメイクをすることで、結果的にはやり過ぎメイクに。

足せば足すほど老けて見えるとは、まさにこのことで、お洋服と同じく、メイクも“引き算”、つまり、どこにポイントをおいて、どこをやらないかを決めておかないと、まとまりのない顔にもなってしまうのです。

今回は、ついつい足し過ぎてしまう、もしくは遠慮しすぎてボヤっとし過ぎてしまう“アイメイク”にフォーカス!

ヘアメイクアーティスト高倉里美さんに、老け見えしない、ナチュラルアイメイクのしかたを教えていただきました。

流行遅れも!NG若見えメイクの典型例

ナチュラルアイメイクをする上で、必ず避けてほしいメイク例。

ひとつめは、足し過ぎメイク。ここでいう足し過ぎとは“色”。どのパーツにも、濃い色味をチョイスすることで、老け見え確定です。

濃い色味を使うパーツは、必ず厳選が必須。アイメイクに濃い色味を使う際には、他のパーツに濃い色味は使わないようにしましょう。

そして、目もとに近い眉。ここを“きっちり描いてます”風にすると、流行遅れのメイクになります。

極力シンプルに、使いアイテムは数少なく、工程も簡単であること。その中に、ほんの少し“新しさ(今っぽさ)”を取り入れることで、老け見えメイクにはならなくなります。

使うアイテムはこの3つ

ナチュラルアイメイクに使うアイテムは、たったの3つ。

カラーコンタクト、アイブロウペンシル、アイシャドウ“だけ”です。

マスカラも、アイライン、つけまつげもいりません。アイブロウマスカラも不要です。このシンプルを極めた3つで、ナチュラルアイメイクは作れます。

キーポイントは、カラコンの色

簡単に今っぽさが手に入り、ナチュラルアイメイクを手助けしてくれるカラーコンタクトは、装着するだけですから、あれこれアイメイクを施すよりよほどラク。

それに、カラーコンタクトって、決して若い子だけのものではないんですよ。

但し、色選びがとにかく重要。必ず、髪と眉の色を基準に選んでください。

しかし、ナチュラルにしたいからと、髪が黒=黒系のカラコンではNG。クールビューティー感が出過ぎてしまいます。

ちょうどいいのは、髪と眉の色より一段明るめ。カラコン初心者でも使いやすい『MOLAK』は、汚れがつきにくく、長時間使用でも視界がクリア。大人が使いやすい色味が揃っています。

おすすめカラーは『Tint Brown』と私が使用している『Dazzle Beige』です。 

派手に見えそう…と色が薄すぎるカラコンを選びがちな方がいますが、かえって血色悪くみえてしまうので、避けてくださいね。