同じフライパンでまとめ調理も!お弁当作りの手順を公開

——特にお弁当作りに悩んでいるママは多いと思います。尾崎さんはどんな手順で作っていますか?

(1)ごはんを詰める

まず、冷ます必要のあるごはんを詰めます。急ぐときは、詰めたお弁当箱を扇風機の風で冷まします。容器が保温できる「保温弁当箱」を使うのも、時短になります。お昼に温かいごはんが食べられるのは嬉しいですね。

(2)グリルで温め直すものをまとめて焼く

魚焼きグリルで温め直すものをまとめて焼きます。魚はあらかじめ大量に焼いておき、アルミホイルで小分けにして包みます。

ソーセージも何袋かまとめて焼いたものを冷凍。朝はその日使う分だけをグリルで温めます。

(3)フライパンでまとめて調理

下ゆでしたブロッコリー、冷凍のインゲンなどを再加熱したいときは、まずフライパンにお湯をはり茹でます。湯を捨てたら、洗わずにそのまま卵焼きを作り、そのあと、そのままおかずを調理。グリルを使わないときは、ソーセージもフライパンで加熱します。

大きめのフライパンなら、場所を分けて2〜3種類のおかずを同時に調理することも。

(4)前日の夕食から主菜をアレンジ

主菜は、夕食分を多めに下ごしらえし、調味料を加える前に取り出すと、お弁当用に別途おかずを用意しなくてもOK。最後の仕上げの味付けを変えて、変化を持たせれば、昨日と同じ材料でも違うおかずに仕上がります。

生肉よりも腐敗しにくいし、途中まで火が通っていれば仕上がりまでの時間も早いのです。

※上記おかず類は、都度大きめのお皿に取り、冷ましていきます。

(5)ピクルスや生野菜の水分を切る

最後に、週末に作りおきしたピクルスや野菜の酢漬けなどの水分を切ります。そのままでも、マヨネーズやおかか醤油、出汁醤油、ゆかり、胡麻和えなどちょっと別のアレンジを加えても。

お弁当は、定番おかずの繰り返しでOK

お弁当を持って行っていた子ども時代、友達のお弁当のほうが美味しそうに見えたことはありませんか?毎日品を変え持ってきているように見える友達のお弁当も、実はその家庭の定番を回しているのかも。他人の食べているものは、変わっていて、美味しそうに見えるもの。

おかずのバリエーションを求めなくても、家族の喜ぶ定番おかずを繰り返し詰めても、美味しく食べてもらえれば、それでいいのかもしれません。