春は新生活が始まるタイミング。みなさんも春に携帯電話の新規契約や、新しいスマートフォンに買い替えた経験があるのではないでしょうか。

でも、スマホって基本的に端末本体も月々の利用料もけっこう高額。そして家族全員が1台ずつ持つとなると、かなりの金額に……。通信データ容量を制限して、子どもに持たせるとしても少し不安がありますよね。

家族が多ければ多いほど死活問題!なんとか少しでも節約したい!

そんな中、最近話題なのが「格安スマホ」。利用者が徐々に増え、認知も少しずつ広がっているとのこと。

大手キャリアと比べると、スマートフォンの月額利用料が3分の1や半分になる!なんて話も聞こえてきて、もしかしたら、現在1人分の月々のスマホ代で、家族全員分のスマホ代がまかなえてしまうかも!?

一体どんなサービスがあるの?大手キャリアとどう違うの? 気になるあれこれを調べてみました。

格安スマホって?

検索サイトで「格安スマホ」を調べると、必ず出てくるワードが“格安SIM”(かくやすしむ)だと思います。また“MVNO”(エムブイエヌオー)という表記も当たり前のように出てくるのではないでしょうか。

MVNOは、大手キャリア(docomoauSoftBank)以外で携帯電話など通信サービスを提供している会社のこと。格安スマホのサービス事業者はMVNOというわけです。

そして、“格安スマホ”=“格安SIM”なのですが、“格安SIM”とは何なのかをざっくり説明します。

携帯電話やスマホを機種変更する時に、小さなICカードを入れ替えて同じ電話番号で使用していたと思いますが、あれがSIMカード。電話番号や事業者(キャリア情報)などが記録されており、SIMを認識させることで、契約している携帯電話サービスを受けることができます。

ということで、格安スマホにするには格安SIMにすることが必要不可欠。しかし、MNP(携帯電話番号ポータビリティ)というサービスを利用することによって、大手キャリアからMVNOの格安SIMに契約を変えても、今までと同じ電話番号を使うことが可能です。

ただ、@docomo@au@softbankといったキャリアメールは使用できなくなるので、メールアドレスを登録しているサービスがあれば、gmailなどフリーメールアドレスでの再登録や、事前連絡を入れておくと良いと思います。

通信回線の違いは?

大手キャリアではスムーズなデータ通信、通話ができているため、MVNOへ乗り換えるとなると、その通信回線が気になりますよね。乗り換えてスマホの利用料は安くなったけれど、全然繋がらない! となったら意味がありません。

MVNOは基本的には独自の通信回線を持っておらず、大手キャリアのものを借りているので、通信にはほとんど差がないのが現状。機種や借りている通信回線の違いによって多少の差があるかもしれませんが、基本的には、これまでと同じように利用できます。