巣ごもり中、育児に取り組むパパへのアドバイス!
最後に、巣ごもり中に育児に取り組むパパへ、アドバイスをいただきました。
巣ごもり生活は子どもと関われるチャンス!
井上「普段、子どもとあまり関わっていなかったパパにとって、巣ごもり生活はチャンスと考えられます。
どんなことでもそうですが、うまくできるようになるまでは経験が必要です。子育ても同じで、やりはじめても、上手くいくようになるには、ある程度の時間や回数が必要になってくるものです。
ですので、自粛生活中は、じっくり子どもと向き合える時間が確保しやすく、とても良い機会になると思います」
最初から上手くいくことなんてほぼない!
井上「最初から上手くいくことなんてほぼありません。ですので、うまくいかなかったとしても『できないのは当たり前』と考えて、めげずに取り組みましょう!」
子どもの成長は長いスパンで見据える
井上「子どもは変化に富んでいます。
子ども相手だと、お着替えひとつとってみても、昨日上手くいったことが今日は全然ダメということもザラです。三歩進んで二歩下がるくらいなら、かなり上出来!
時には、三歩進んで、四歩五歩下がりますが、半年とか一年というスパンで見れば進んでるね、くらいの気持ちで望まれたほうが上手くいくと思います」
ママをねぎらうことも立派な育児
井上「子どもと関わることだけが育児ではありません。例えば、夫婦で会話する時間を増やしたり、マッサージしたり、ママの気力や体力を回復させたりすることだって、立派な育児です。
子どもとの関わりで貢献しきれていないと感じるのであれば、ママをねぎらったり、ママへの感謝を子どもに伝えたりすることも効果的です。ママの頑張りや大変さを子どもに伝えると、子どもがママをねぎらったり、言うことを聞いて助けてくれるようになってくれたりします」
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この巣ごもり生活で、慣れない育児に戸惑うパパ、そして、そんなパパにどうやって育児に関わってもらうか悩んでいたママは、大きなヒントになりそうです。
【取材協力】井上 誠也(いのうえ せいや)さん
子育てデザイナーズ協会代表理事、保育士、子育てアドバイザー
1981年生まれ。大学卒業後、生命保険会社に勤め、保育士資格取得後、保育園勤務を経て、子育てデザイナーズ協会の代表理事を務めている。