初夏の時期はまだ梅雨前で、暑くも寒くもなく、家族で出かける予定を立てる人も多いですよね。
平日は朝の限られた時間に追われ「早くしなさい、早くしなさい」と子どもを急かしたり、また子どもにやらせると却って時間がかかるので、ハンカチ、ちり紙などの保育園の準備をつい親がやってしまうこともあります。
でも、週末や祝日は少し時間に余裕がありますね。
子どもは楽しみにしている外出の準備には意欲的になるもの。自分のものを自分で用意させたり、実際にお金を触らせるなど、この機会にちょっと“背伸び”した経験をさせてみませんか?
『1人でできる子になる 「テキトー母さん」流 子育てのコツ』の著者の立石美津子が、いくつかご紹介します。
楽しいお出かけの準備は、子どもにやってもらおう
明日は遊園地にお出かけです。
前日の晩に「明日は遊園地に行くけれど、何を持っていけばいいのかな?」と質問してみましょう。そして、子どもが口に出した持ち物をリスト化し書き出しましょう。文字に興味を持つきっかけにもなります。
その後、水筒、お弁当、ハンカチ、・ちり紙・レジャーシート、ゴミ袋、お菓子など持ち物リストに書いたものを確認しながら「明日のお出かけに必要な持ち物を、自分でリュックに入れてみようね」と声をかけてやらせましょう。
小学校に入学すると、時間割を見て教科書、ノート、体操着などをランドセルに入れて準備をすることになります。いつまでもお父さん、お母さんがやってあげることはできません。
それに、持ち物準備は一朝一夕にはなかなか習慣づかないものです。
ですから、この機会にやらせるようにするのです。
そして、週明けからは折角のこの経験を活かして、幼稚園、保育園のお便り帳や着替えなど、園バッグの中に入れるものの準備を自分でやらせましょう。
ママも出勤前の忙しい時間、少しでも子どもが自分でしてくれると随分と楽できますよ。