プレママや新米ママにとっての悩みと言えば、「母乳」「授乳中の薬」「離乳食やアレルギー」「予防接種のタイミング」など様々です。
現代は情報社会ですから、悩みがあればその都度インターネットで検索し、解決策を見つけていけば良いと安易に考えてしまうプレママや新米ママも多いでしょうが、育児を経験したママ達が口を揃えて言うことは、「インターネットは情報がありすぎて何が正解なのか分からない」というもの。
育児に正解はないと言われていますから、どの情報を信じるかはその人次第ですが、溢れる情報に惑わされ、1人で悩み込んでしまっている人は多いのではないでしょうか。
特に産前産後は、寝不足や不安感から、判断力が落ち込んでいるため、情報が怪しいのか怪しくないのか冷静に判断できない状態に陥りがちです。
そのような状態に陥らないためにおすすめなのが、妊娠中から「これなら信頼できる」という情報源を1つ持っておくということ。
育児関連情報は、データや医学的にちゃんと証明されているのかどうか、信頼できる情報であるかどうかをきちとんと見極めることが大切です。
今回は、小児科医でありながら子育てもする森戸やすみ先生が書いた『小児科医ママの「育児の不安」解決BOOK‐間違った助言や迷信に悩まされないために』を参考に、先輩ママ達が、妊娠中に知っていればストレスを溜めこまずに済んだと思える育児の知識をピックアップしてご紹介したいと思います。
間違いだらけだった!もっと早く知りたかった育児の情報とは
情報過多の現代は、TVや雑誌、インターネットを通じ、様々なところから様々な情報が入ってくる環境にあると言えます。
そのような沢山の情報の中からどれを信用し、自分の中に取り入れようと考えますか。
信憑性の高い情報として判断できる情報とは、データや事実に基づいて示された情報ですが、『小児科医ママの「育児の不安」解決BOOK‐間違った助言や迷信に悩まされないために』には、データや事実に基づいて書かれている情報が盛沢山です。
今回はその中から、先輩ママ達がもっと早く知っていれば、育児がもっと楽に楽しめたのに……と思うであろう情報をいくつかご紹介したいと思います。
脂っこいものを食べるとおっぱいが詰まる
お肉やケーキなど、脂っこいものを食べるとおっぱいが詰まりやすくなるとはよく聞きますが、本当にそうなのでしょうか。
おっぱいが詰まると起こる病気に「乳腺炎」というものがありますが、著者も一度発症したことがあります。おっぱいが詰まり乳腺炎になると、本当に痛いですよね。
痛いだけならまだしも、詰まってしまったら母乳が出ないわけですから、出なくなれば赤ちゃんが困ってしまいます。
しかし乳腺炎の原因で明らかになっているのは、おっぱいに母乳が溜まるということだけで、お肉やケーキやお菓子なども適量は大丈夫だそうです。
過剰に心配し、肉料理やケーキなどを遠ざけていたママも多いと思いますが、それらが乳腺炎の直接的な原因ではないそうですから、過剰に気にする必要はないということですね。
食べたいのに食べられないストレスを抱えながら育児をすると、それがさらに大きなストレスにもなりますから、「適量」を意識して食べるようにしたらどうでしょうか。