授乳中のママは病気の時、お薬を飲まない方がいい

授乳中のママも風邪を引いたり、頭痛や腹痛になったりしますよね。

そんな時に頭をよぎるのが、母乳に影響を与えるから「薬は飲まない方が良い」ということ。

薬を飲まずに自力で治すことを優先し、さらに悪化してしまい寝込んでしまったという経験をした先輩ママも多いと思いますが、実は授乳中も飲んで良い薬リストというのはあり、ちゃんと医師に相談すれば、飲める薬は沢山あるのだそうです。

自己判断で病院へ行かず、悪化させて寝込んでしまえば、赤ちゃんにも影響しますし、家族にも負担や迷惑をかけることになります。

ですから自己判断はせず、辛い時は病院へ行き授乳中であることをきちんと伝え、適切な薬を出してもらうようにすると良いですね。

離乳食は1歳まで与えない方がアレルギーにならない

育児書は「離乳食は5~6ヵ月頃から赤ちゃんの様子を見て開始」することを推奨しているものが多いですが、インターネットなどには「1歳になる前に離乳食を開始するとアレルギーになりやすい」という情報もたくさんあります。

しかし、森戸やすみ先生は「離乳食の開始を遅らせるのは赤ちゃんの体にとってよくない」と言います。

その理由は、生後5~6ヵ月になるとカルシウムや鉄、ビタミンなどの赤ちゃんにとって必要な栄養素が母乳やミルクだけでは補えなくなるからです。

口に入ったものを舌で押し出す「押し出し反射」がなくなるのもこの頃なので、離乳食開始にはもってこいの時期だと言います。

アレルギーが多い世の中だけに、過剰に気にするママは多いと思いますが、気にしすぎのあまり赤ちゃんにとって必要な時期に必要な栄養素が補えないことは成長に大きく影響しますから、一部の情報だけに振り回されないようにすると良いですね。

気にするべきことは、アレルギーが出やすいと言われる、卵や小麦、蕎麦やエビ・カニなどで、そういったものを慎重に開始することは必要ではないでしょうか。

予防接種の「任意接種」は受けても受けなくてもどちらでもいい

赤ちゃんが産まれて1歳になるまでには、たくさんの種類の予防接種を受ける必要があります。

その予防接種で注目したいのが「定期接種」と「任意接種」です。

「定期接種」は公費で受けるため半ば強制的に接種しなければならないもの、そして「任意接種」は親の判断でどちらでも良いものだと思われがちですが、本当にその知識は合っているのでしょうか。

森戸やすみ先生によれば、「定期と任意の分類は医学的根拠がない」そうで、世界的に見ればどちらも接種すべきワクチンだそうです。

つまり、定期も任意もどちらも重要であり、どちらも接種した方が良いということですね。

また、よく聞くのが、複数の予防接種を同時接種すると副反応のリスクが高くなるということですが、こちらについても同時接種することが効果や副反応に影響するということはないそうです。

ですから、森戸やすみ先生いわく、予防接種のために何度も小児科に足を運ぶのは大変ですし、予防接種に照準を合わせた赤ちゃんの健康管理も大変ですから、同時接種はお勧めだそうです。

まとめ

いかがですか?

今回あげたのはごく1部ですが、信憑性のない情報に惑わされ、頑張らなくても良いことを頑張ってしまい、それがストレスになってしまうことはよくあることです。

プレママや新米ママが、これから無駄なストレスを抱え込むことがないよう、信頼できる情報源を1つ持っておくと良いですね。

本来育児は楽しいものです。ママ達が毎日楽しく育児ができるよう心より応援しております。

ライター。不動産会社に10年ほど在籍し、賃貸営業、賃貸事務、売買仲介、売買仲介事務、不動産管理営業、不動産管理事務など幅広く経験。現在も不動産会社で勤務しており、おもに賃貸仲介をメインで活動中。好きな言葉は、「根拠のない自信はおおいに結構。それを裏づける努力をするべし」。二児の母でもある。