子どもの相談ごとを根掘り葉掘り問い詰めない
子どもの世界では、日々いろいろなことが起こります。本当に深刻ないじめもありますが、ちょっとしたおふざけやジョークなどが、いじめとの誤解を生むこともあります。
ですから、子どもの報告にいちいち、「どんなことされたの?」「いつされたの?」「先生にもちゃんと話したの?」「●●君のお母さんにもうしないでって言ってあげようか?」などと大騒ぎをしてしまうと、子どもは、余程のことがないとママには言えないと思ってしまいます。
「そう、そんなことがあったの…」とあまり問い詰めないで聞いてあげましょう。
普段から、子どもの小さな悩みを聞いていればこそ、いつも同じ子どもの名前が出てくる、されることがだんだんエスカレートしているなど、本当に行動を起こすべき時がわかるのです。
まとめ
子どもの悩みのほとんどは生きる上で必要な経験であり、精神力を強くする薬になります。
様々な悩みを自分なりに消化していくことで、人は精神的に強くなっていきます。
でも、小さな悩みや不安が消化されずにどんどん貯まっていくと、大きな悩みや不安や不満となって、不登校や引きこもり、最悪の場合は自殺という形で爆発してしまうかもしれません。
親の役目は、子どもが辛いことや悲しいことを、自分の力で消化できるように見守り、導き、手助けをしてあげることです。
子どもが小学校の高学年位になると、親友と呼べる友達もできて、悩みやちょっとした不安は、親ではなく友達に相談できるようになるかもしれません。
それでも最後に頼るのは親です。幼児期に親に安心して相談できる関係をしっかり築いておきましょう。