子どもの公園デビューから始まるママ友付き合い。幼稚園や保育園ではもっと広範囲から集まるママ達と出会うことになりますね。
新年度・新学期が始まって、そろそろ周りが見えてきた頃。ようやく園生活に慣れ、無邪気に遊ぶ子どもの姿とは裏腹に、これから他の子のママ達とうまくやって行けるか、不安を抱えているママも多いのではないでしょうか?
そこで、『グローバル社会に生きる子どものための6歳までに身に付けさせたいしつけと習慣』の著者で、マナー講師でもある平川裕貴が、「ママカーストに巻き込まれないために知っておくべきこと」をお伝えします。
グループができる仕組み
ママに限らず、男性社会でも子どもでも、人が集まれば必ずグループができ、ボスが生まれます。
気の合った者同士がいつの間にか集まって、その中で自然にボスが生まれるという場合もありますし、リーダーシップやカリスマ性のある人の周りに人が集まってグループができるというケースもあります。
どちらにしても、大きな規模の幼稚園などでは、ママのグループもたくさんできるはず。
人にはそれぞれ特性があります。常に新しい情報が欲しいと思っている人や、人のうわさ話が大好きなんて人もいます。誰かの周りに人が集まるとすれば、当然そのような特性を持ち合わせているということになります。グループができる仕組みは、大まかに言えば、
【情報】を持っている人の周りに人が集まる ← 情報に引かれる
【物やお金】を持っている人の周りに人が集まる ← 物に引かれる
【ゴシップ】好きな人の周りに人が集まる ← 噂話や人の悪口に引かれる
【リーダーシップ】を持っている人の周りに人が集まる ← 人格や人柄に引かれる
ボスにもいろいろなタイプがある
一口にボスと言っても、おだてられるのを喜ぶボスもいれば、恐怖政治さながらの指導力を発揮するボスもいます。最悪の場合、ママグループのいじめによって自殺にまで追いやられるなどということもあります。
カーストを作りやすいボスのタイプとしては、下記のようなものがあります。
女王様タイプのボス
- 自分自身や家族の経済力のお蔭で裕福
- 手に入りにくい高価なものや情報を持っている
- 人を招いてパーティをしたり、気前よく人に物をあげる
- 常にボスのそばにいたがる取り巻きが存在し、その取り巻きがえらそうにする
あねごタイプのボス
- 面倒見が良く、頼られることを喜ぶ
- 人脈が豊富で、情報も幅広い
- 時にはおせっかいになったり強引だと感じることもある
- 慕う人間から親分のように扱われる
悪女タイプのボス
- 夫の経済力や地位などを後ろ盾にして、ピラミッド型の派閥を作る
- 人の欠点を見つけるのが得意
- 常にその場にいない人の批判や悪口を言う
- ボスから離れると自分も悪口を言われるという恐怖感を与え人を操る