ママグループに参加するメリット・デメリット

グループに参加した場合のメリットは、情報を得られることでしょう。

評判のお店や子どものお稽古ごとの教室などの情報を始め、子育ての悩みや不安を相談したりできます。みんなでワイワイ騒いで、ストレス解消もできるかもしれませんし、困った時に助けてもらえるかもしれません。 

一方デメリットは、もしかしたら、自分のプライベートにまで踏み込んでこられるかもしれません。グループの活動のために自分や家族のための時間が取りにくくなるとか、付き合いのための出費がかさんで負担になるということもあります。

また、それこそ、ママカーストの下位にランク付けされてグループの中で、イジメのターゲットにされてしまうかもしれません。

もちろん、グループに参加していなくてもいじめのターゲットにされてしまうことはありますが、グループの一員でありたいと思っているわけではないので、気にしなければすみます。

ママ友グループ参加は絶対に必要なこと?

ママ友のグループや派閥に属することは絶対に必要なことでしょうか?

グループができる仕組みやカーストを作りやすいボスのタイプを知ると、別にママ友グループに参加したいと思わなくなりませんか?

グループの活動に参加するもしないも自由です。自分の性格や家庭環境などから、メリット・デメリットをよく考えて決めましょう。

そしてもし、どのグループにも参加しないと決めたら、マイペースを貫きましょう。

特定の派閥やグループに参加しなくても、同じように一匹狼を貫くお友達ができるかもしれません。

仮にママ友ができなかったり、ママ友との人間関係に悩むことがあっても、幼稚園なら長くて3年。3年なんてアッという間に過ぎてしまいます。

大切なのは子どもとの関係であって、ママ友との関係ではありませんよね。

親子関係が一番濃密で、心身の成長に影響を与える幼児期です。ママカーストなどに振り回されず、子どものダイナミックな成長を見守ることを一番に考えましょう。

「元日本航空CA、英語プリスクール経営者、保育士。幼児教育研究家として『日本欧米いいとこどり育児のススメ』をYouTubeでも発信。著書に『グローバル社会に生きる子どものためのしつけと習慣』『5歳からでも間に合う お金をかけずにわが子をバイリンガルにする方法』『モンテソ―リ教育で伸びる子を育てる』、『ホンマでっかTV』に子ども教育評論家として出演など。」