3: YouTubeをアウトプットに活用
子どもがよく「YouTube」を見ている、という家庭は多いはず。
YouTubeは娯楽にとどまらず、学習ができるチャンネルなども多くあり、実際に西岡さんも「わかりやすい勉強動画が豊富。」と話しています。
しかし、このYouTubeは観て学習するにとどまらないのです。
西岡さんは、「頭が良くなるタイミング」について以下のように話しています。
・知識を自分の頭の中に入れるタイミング。
・知識をいつでも取り出せるようになるタイミング。
・知識を活用できるようになるタイミング。
出典(『東大式スマホ勉強術 いつでもどこでも効率的に学習する新時代の独学法』著・西岡壱誠)
これは学習し、より多く問題を解いてアウトプットすることで実践できますが、日本人の場合、英語学習については下の2つに関してはそう容易に機会があるわけではありません。
これは日本人が英語を苦手な原因であると西岡さんも分析しています。
そこで活用できるのがYouTubeです。と言っても、アウトプットのために自らチャンネルを立ち上げて……などをする必要はありません。
外国人の方が投稿している動画や配信に英語でコメントしてみる、というただこれだけでもアウトプットになります。
日常的にこれを行えば、英語に関しても「知識をいつでも取り出す」ということが可能になります。
アウトプットを増やすことのできるアプリとして、西岡さんがさらに挙げているのが「note」という、ブログのように自分の考えなどを発信できるアプリ。
誰かに何かを説明しようとする行為は、実は一番いいアウトプットであると言われています。出典(『東大式スマホ勉強術 いつでもどこでも効率的に学習する新時代の独学法』著・西岡壱誠)
こう西岡さんは話していますが、「誰かに説明する」という機会を設けるのは意外に難儀なものです。
そこで、この「note」やブログなどを利用して、自分自身で学習したことを説明する機会を作ってしまおう、ということなのです。
子どもにこれらのアプリを「自分が知りたいから」とおすすめしてみるのも良いですね。
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「学習を邪魔するもの」というイメージのあるスマホも、上手に活用していけば受験勉強、日々の学習に大いに役に立ってくれます。
常に自分や子どもの一番身近にあるアイテムだからこそ、活用しない手はありませんね。
西岡さんの著書にはこの他にも、「実際にアウトプットするために学習内容をどう整理していくか」「点数に反映させるために結果をどう分析するか」などの部分も詳しく、わかりやすく書かれています。
これから資格の勉強をしたい、目標を持って取り組みたい、そう思っている親自身にもおすすめの一冊です。