子どもの食に関する悩みは、ほとんどの親が抱えているかと思います。

特に、小さい子に食べさせるものは、添加物など、食材の質に関しても気になりますよね。

小さい子供は誰でも好きな甘~いお菓子も、どの程度あげていいのか、またどんなものならあげてもいいのか……子どもが好きなだけにすべて禁止するのもかわいそうだし、悩みどころです。

今回は、『ママと子の「ごはんの悩み」がなくなる本』より、ママたちが気になるおやつに関する悩みへの答えを3つ、紹介したいと思います。

市販のお菓子はどの程度あげたらいい?

市販のお菓子には、保存料や着色料などの食品添加物や、塩や砂糖を大量に使っているものもあるので、著者である栄養士の松丸奨さんも「おすすめはできない」としています。

ただ、「毎日たくさん食べるわけではないなら、それほど気にしなくてもいい」とも。

子どもにとっておやつの時間は、至福の時間です。

甘いもの好きのママでしたら、気持ちはわかりますよね。体の栄養にならなくても、心の栄養になっていると考えれば、その時間をまるごと取り上げるのは酷です。

おやつを与えるときのポイントは?

1.市販のお菓子は親が量を管理して

市販のお菓子をおやつとしてあげる場合は、量に関して親のほうできちんと管理しなければなりません。

袋ごと渡すなんてもってのほか。

朝昼晩の3食に影響が出ない程度の量を親が決めて、決められた量だけを差し出すようにしましょう。

子どもがお菓子を食べ過ぎてごはんへの影響が心配な家庭でしたら、松丸さんはおやつの週間献立表を作ることを勧めています。週に◯回は果物を出すとか、アイスは週に1回とか、ケーキは特別な記念日だけとか、ざっくりしたものでOK。

1週間子どもがおやつに何を食べていたのか、親が把握できるようにしておくことが大事です。

2.手作りのおやつは苦手な野菜の克服チャンス

理想を言えば、市販のものより手作りのおやつがいいですよね。

ただ、毎日手作りおやつを用意するのは、忙しいママにはなかなか難しいものがあります。

もし作るときには、パンケーキに人参のすりおろしを入れる、クッキーに小松菜やゴマを混ぜるなど、普段は食べてくれないような食材を入れてあげるのがいいですね。

型抜きクッキーなら子どもと一緒に型抜きするのも楽しいし、クリスマスが近ければツリーの型、音楽発表会が近いのであれば音符型など、子どもの生活と食の距離を近づけてあげると、より良いそうです。

3.ネーミングも子どもウケを意識して

ちなみに、松丸さんが栄養士として給食作りに関わっている学校では、子どもたちに大人気な「アップルポムポム」というりんごとヨーグルトのケーキがあるそう。

ケーキの人気の秘密はネーミングにもあるようで、松丸さんの持論では「子どもたちは“ぱぴぷぺぽ”の音が入っている名前のメニューが大好き」とのこと。

プリン、ポンデケージョ、などがそうですよね。

家庭でお菓子作りに挑戦する場合、名前に「ぱぴぷぺぽ」を入れることを意識して、オリジナルのネーミングがついたおやつを出してあげてもいいかもしれません。