炭酸飲料はあげても大丈夫?
小さいときは喉がシュワッとなるので「痛い」と感じて嫌がる炭酸飲料も、ある程度育つといつの間にか炭酸大好きっ子になっていたりします。ファミレスのドリンクバーでも人気ですよね。
でも、炭酸飲料には大人もビックリするほどの量の砂糖が含まれています。
一般的な炭酸飲料500mlには、角砂糖がおよそ15個分も入っているのだとか。
恐ろしい量です。おやつにポテトチップスひと袋+炭酸ペットボトル1本なんて飲んだら、あっという間に塩分も糖分も1日の摂取量をオーバーしてしまいそう。
角砂糖が15個も入った水など甘すぎて飲めたものではありませんが、炭酸だとシュワっとした喉越しで飲めてしまうのが炭酸マジックの怖いところ。
それに加えて炭酸でお腹がふくれるので、ごはんにも影響が出ます。
炭酸飲料を与えるときのポイントは?
1.親がルールを決めて
これも市販のお菓子と同じで、子どもが好きなものを無理に取り上げてしまうのもかわいそう。なので、やはり親がしっかり管理することが重要です。
ペットボトル1本を渡すのではなく、コップに適量を注ぐ、もしくは160mlの小さなミニ缶で渡す。おやつのときにしか飲んじゃダメとか、ごはんをしっかり食べたら飲んでもいいとか、家庭でルールを決めるのがベストです。
2.飲みたい時は果汁100%ジュースを炭酸水で割る
そして、できれば果汁100%のジュースに代えていきましょう。炭酸の刺激が欲しければ、無糖の炭酸水で割るという方法もあります。
ジューサーがあるおうちなら、果物と牛乳で手作りのジュースを作るのもいいそうです。炭酸飲料にはほぼ栄養がありませんが、こういった果物のジュースや牛乳、豆乳にはたくさんの栄養素が含まれているので子どもの健康にとってもプラスになります。
炭酸飲料に含まれる大量の砂糖は虫歯や肥満の原因になり、炭酸でおなかが膨れてごはんが食べられなくなれば栄養も偏って成長に影響が出ます。
そういった「なぜ炭酸飲料を飲みすぎてはいけないのか」の理由をしっかりと子どもに教えてあげて、親の工夫とルール決めで適量を楽しむのが良いですね。