3: 個性が強烈だった
「忘れられない元カノは、芯が強いというか善悪がきっぱりしていて曲がったことが許せない人。
他人にうるさいけど自分のことにも厳しくて、仕事はしっかりやるし生活のリズムが整っていて健康そのものでした。
一緒にいると神経質さにストレスを感じることもあったけど、それ以上に人として信頼できるというか、悩みを打ち明けたらやるべきことを力強く話してくれるところが好きでした。
別れたのは、元カノが別の人を好きになったから。そのときも、俺に『ごめんなさい』とまっすぐ頭を下げて、何も言えなかったです。
個性が強烈だったので今でもいろんな場面を思い出しますが、せめて友人になれたらな」(32歳/公務員)
付き合っている頃は、彼女への愚痴もたくさんあった。でも、別れてみたらこれほど心を揺さぶられる経験もほかの女性では無理だった。
個性が強烈な女性は、振り回される反面、向ける気持ちも記憶も強く男性の中に残ります。
去り際の潔さもこの彼女らしいところが、今でも男性にとって「一番好きだった」と言わせるのですね。
4: ギャップが激しかった
「みんなといるときや外出しているときは、キリッとした態度でよく『カッコいい』と言われていた元カノですが、俺とふたりになると途端にデレるというか、甘えてくれるギャップが好きでした。
俺のわがままで別れてしまったのですが、その後付き合った女性はいつも俺にべったり依存するタイプで、息苦しさからすぐ終わってしまって。
元カノは、オンとオフの切り替えがうまかったんだ、と今さら気が付きました。
自分は甘えてくれる女性が好みなんだと思っていましたが、そうじゃなくて本当は精神的に自立している女性に魅力を感じることもわかりました。
元カノみたいに、普段はしっかりしているけど彼氏に甘えることも忘れない女性って、なかなか出会えないんですね……」(35歳/獣医師)
別れた原因は、こちらの男性が別の女性と親しくしていたせいですが、「彼女は離れていかないと過信していた」とこちらの男性は話していました。
単純に甘えてくれる女性が好きなのではなく、スイッチを上手に操作できる自立した女性こそ“いい女”なのだと、別れた後で気がついても元には戻れません。
こんな自分を教えてくれたのも、元カノの魅力のひとつ。
ギャップの奥にある本当の姿が、離れてはじめてわかることもあるのですね。
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忘れられない元カノは、貴重で大切な思い出を男性の中に残しています。
こんな女性との出会いこそ奇跡なのだと、男性たちは別れてからしみじみと思い知るのですね。