1.デトックスウォーター

ミネラルウォーターに適量のレモンとミントを加えて、冷蔵庫で数時間冷やせばできあがり。飲むだけでビタミンCを手軽に補給できます。レモンをイチゴやキウイフルーツに替えて作っても。

2.緑黄色野菜のサラダorソテー

緑黄色野菜に多く含まれるビタミンA(ベータカロテン)は、油といっしょに食べることで吸収率がアップします。

パプリカや人参、茹でたブロッコリーなど、2、3種の野菜を合わせて、オリーブオイル、ハーブ塩などをかけてサラダに。もしくは、オリーブオイルで炒めてソテーに。

デトックスウォーターは、海外セレブや芸能人の間で流行して話題になった飲み物ですが、暑い夏にはピッタリですし、低カロリーな上、見た目にも涼しげでおしゃれ。

緑黄色野菜のサラダやソテーは、付け合わせとして、メイン料理にたっぷり添えて食べたいですね。

「朝フルーツ」は逆効果!?

続いて、「食べるUV対策」の注意点についても伺いました。

キウイやグレープフルーツ、イチゴなどのビタミンCが豊富なフルーツは、朝食べるイメージがありますが、松野さんによると、これはUV対策としては適切とはいえないそう。

松野「これらのビタミンCが多く含まれる食材には、『ソラレン』という光毒性のある物質が含まれていて、摂取すると紫外線を吸収しやすくなるといわれているんです。

ビタミンCには抗酸化作用やメラニンの生成を抑える作用もあり、ぜひとりたい栄養素ですが、朝食にフルーツを食べたりデトックスウォーターを飲んだりすると、日中に受ける紫外線による肌へのダメージが大きくなる可能性があります。

食べるなら夕方の帰宅後や夜にした方がいいでしょう」

まとめ:いつもの日焼け対策も忘れずに

また、当然ながら、UV対策は、今回ご紹介した栄養素や食材をとっていれば万全というわけではありません。松野さん自身も、食の対策とあわせて、基本的な対策を重視しているそうです。

松野「外出時の日焼け止めや日傘はもちろんですが、乾燥するとシミやシワができやすくなるので、冬同様に保湿も手を抜かずに行っています」

食生活に配慮することは、子どもや家族の健康にもつながるので一石二鳥といえます。忙しいママの生活では、完璧な紫外線防御は難しいかもしれませんが、その分食生活を工夫して、トラブルやダメージのない瑞々しい肌を目指しましょう。

取材協力:松野エリカ
美容料理家、ビューティースイーツパティシエ。10代の頃の無理なダイエット経験から食の大切さを痛感し、短大・専門学校にて栄養士、食育インストラクターの資格を取得する。
マクロビオティックレストランにてパティシエとして勤務した後、イベント、メディア出演、料理教室の開催、執筆活動など、「美 ×食」をテーマに、料理家として幅広く活躍。また、海外ドバイにてビューティースイーツブランド「ERICHE」を展開している。

Blog:【食べてキレイにダイエット♡~美容料理レッスン~】Erica's Beautiful Recipe

京都在住ライター。私大文学部を卒業し、会社勤めを経てフリーライターに。東京都内で活動した後に、京都市左京区に引っ越し出産。その後は京都で子育てをしながらライター業を続ける。インタビュー・取材記事をはじめ、カルチャー、ヘルスケア、生活などのジャンルで幅広く執筆。

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