今年の夏は全国的に暑い夏になりそうです。

普段、休みになると外に出掛けてばかりだった人も、今夏ばかりは旅行も断念、おうち時間がぐっと増えることから、心地よい住空間づくりに関心が高まりつつもあります。

夏の心地よい住空間づくりにおいて、欠かせないのがエアコン!

ちょうど7月・8月は、エアコンの買い替え需要が高まる販売最盛期でもありますが、しょっちゅう買い替えることもない家電製品のひとつでもあるエアコン。いざ設置するにあたり、トラブル発生がここ6年で18%から25%と増えているんです。

その背景には、しょっちゅう買い替えないエアコンであるがゆえに、昔買った当時の常識のままで選んでしまうことが、原因のひとつになっているのです。

せっかく買ったのに設置ができない!なんてことにならないために、買い替え時に確認しておきたいポイント、これだけは押さえておいてくださいね。

買い替え時のチェックポイント (1) 室内機周りの確認

まずひとつめは、室内機周りの確認です。

昔のエアコンと、最新のエアコンの違いは、なんといってもサイズです。

最新のエアコンはサイズが大きくなっているので、対応の畳数だけを基準に選んでしまうと、大きすぎて設置ができないということがよくあることなのです。

そのためにやっておきたいのは、室内機と室内機の専用コンセントを含めて、写真に撮っておくこと!

スマートフォンのカメラ機能を使って、現在設置している室内機全体像を一枚、専用コンセント部分を一枚、室内機の底面や側面にある型式表記を一枚、計3枚は最低限撮影をしておきましょう。

加えて、現在設置している室内機の設置スペースが狭い場合は、室内機のサイズだけでなく、天井や壁、カーテンレールとの隙間があるならその間も計測している“様子”を撮影しておきましょう。

この隙間が結構重要で、隙間を考慮せず設置してしまうと、上部の空気の吸い込み口が塞がれてしまい“冷えない”原因にもなるのです。

せっかく買い替えたのに、全然涼しくないのは避けたいですよね。

買い替え時のチェックポイント (2)室外機そのものと周囲の確認

室外機も、各社上位機種を例に挙げると、省エネ性能向上のため、実は昔より大きくなっているんです。そのため、今よりワンランク上の機種に買い替える場合は、より一層注意が必要です。

室外機も、現状の設置状態を写真に収め、室内機と同様に、設置スペースが狭い場合は、室外機と壁等のすき間を計測している様子も、撮っておきましょう。

十分な設置スペースがないと、風通しが悪くなり、室外機から吹き出す温風がこもって、吸い込み口周辺の空気の温度が高くなるため、冷房効率が悪化してしまうのです。

せっかく買い替えたのに、冷えないだけでなく、電気代も高くなったということにならないようにしておきたいものですよね。