子どもの意見に耳を傾けることも忘れずに!
子どものことで夫婦で話し合いをする際、忘れてはいけないのが、他ならぬ子どもの意見です。
幼く未熟に思える子どもも、会話が自由にできる歳になってくると、自分の考えをちゃんと持っていることに気づきます。
じっくり話を聞いてみると、「こんな風に思っていたんだ!」と驚かされることも多々あります。
子どもの教育や将来に関することは、夫婦だけで意見を交わして決定するのではなく、子どもの意見も必ず聞くようにしましょう。
「なんでもいい」「どっちでもいい」という返事しかしない子、「ママ(パパ)が決めて」という子は、それまでママかパパがなんでも決めていて、すでに親に対して自分の考えを主張することを諦めてしまっている可能性があります。
そのまま成長すると、いい歳をしても親の顔色を伺いながら生き、周囲に自己主張ができない、自立心の欠如した大人になってしまうでしょう。
子どもの意見は必ず夫と共有し、また尊重するようにしたいものです。
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子どもは、夫と妻の絆を強くしてくれる存在であると共に、時に対決を迫ってくる存在でもあります。
また、妻と夫の子どものしつけや教育に関する対立は、『一個人同士の考え方の違い』というだけでなく、『妻の家庭と夫の家庭との文化や習慣の違い』まで浮き彫りにします。
とても厄介ですが、お互い意見を交わしながら、妻側でもなく夫側でもない、より良い答えを導き出していくことは可能ですし、それこそが結婚の本来の姿であると私は思います。
「あの人とは価値観が合わない!」と離婚をしたり、議論をすることを諦めてしまっては、そこから個人としての人間的成長も、家庭の発展もないでしょう。
夫と子どもに関することで意見が合わずモヤモヤしたり悩んでいる方は、今日お伝えしたことを参考に、今一度夫婦で向き合う努力をしてはいかがでしょうか。