親子ってよく似ています。父親の染色体から半分、母親の染色体の半分を受け継ぐので当然と言えは当然です。
姿、形だけではなく、育った環境により似てくることもたくさんあります。その中で似てほしくないこともありますよね。
『1人で出来る子になる 「テキトー母さん流」 子育てのコツ』の著者の立石美津子がお話します。
DNAによりどうしようもないこともある
人は母となる人と父となる人の染色体の半分ずつを受け継いで生まれてきます。「遺伝」です。これらは生まれた後、努力してもどうにもならないものなのかもしれません。
- 顔の作り
- アレルギー体質かそうではないか
- 背の低い、高い
- 骨太か骨細か
などです。
親の後姿により受け継がれていくこと
遺伝により変えられないものがある一方、育つ環境や親の働きかけにより変えられることもあります。また「なぜこんなことするの?」と感じることが、実は自分(=親)の後ろ姿そっくりのこともあります。
挨拶しない親の子は挨拶しない
幼稚園、保育園の送迎時、いつの間にか黙って子どもを連れ帰る親もいれば、毎回「先生、有難うございました。さようなら」と子どもと一緒に挨拶する親もいます。
スクールバスを使っているときも同様です。スクールバスの運転手だから挨拶しない、するの態度をしているケースです。
こんな親の後ろ姿を見て、挨拶しなくなったり、相手により挨拶したりしなかったりする態度が知らず知らずの間に子どもに伝わってしまうかもしれません。
他人を見下す態度
お受験しないママ友に対して、子どもがいる場でこんなことを言っていた保護者。
「へえ、お受験しないんだあ、公立なんて、いい評判聞かないし」無意識に口から出ている言葉。「公立なんて」の「なんて」に既に“見下した感”を感じてしまいます。
もしかして、人を学歴や職業で判断してしまう姿勢が身についてしまうかもしれません。