悪人がいない世界
©︎ 2020 Disney
動物vs人間といった勧善懲悪の展開ではなく、出てくるキャラクターの誰も悪くないのも作品を美しくしている要素です。
誰もが相手のことを考え、そして自分のルーツを巡っていく中で、みんなの正解を探していく物語。
悪人がいないからこそ、この場面での「正しさ」は何かという現代の問題について考えさせられます。
動物をCGで描きつつ俳優の演技と見事に融合する、ディズニーの実写化テクニックがここにも効いているのでしょう。
『ゴリラのアイヴァン』は、劇場公開を予定していましたが、『アルテミスと妖精の身代金』『ムーラン』と同様、米国での映画館再開が遅れている現状などを受けてディズニープラスでの配信になりました。
結果的に、ナショナル ジオグラフィックと同じ配信サービスで観られる作品になり、実写ドキュメンタリーとの区別がより際立っています。
家族で自宅で観るのに良い作品です。
ゴリラのアイヴァン
2020年9月11日(金)からディズニープラスで独占配信
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