2人以上の子どもを育てているママにとって、きょうだい喧嘩は悩みの種ですよね。毎日大声で繰り返される喧嘩にウンザリしてしまいます。

本当なら、親は口出しせずに子ども同士で解決するのがベストですが、あまり大声を出されても近所迷惑になるし、殴る蹴るなどの暴力は止めなければなりません。

そんな子どもたちの喧嘩にママが仲裁に入る前に、気をつけたいちょっとしたポイントをご紹介します。

親は感情的にならないこと

きょうだい喧嘩は、毎日のように起こります。1日1回だけでなく1日数回、数時間ごとに起こることも。毎日子どもたちの悲鳴や鳴き声を聞くママはとても疲れ切っています。

ただ、頭ごなしに子どもたちを叱らないようにしましょう。なぜなら、感情的になるほど、ママは頭の中を整理できず、本当に伝えたことをうまく伝えるのが難しくなるためです。

子どもたちは怒っている親を怖がってしまうので「どうしてこんなに怒っているんだろう」という気持ちが先行してしまい、なぜ自分が怒られるかまで考えが及ばなくなってしまいます。

感情的になっても、何もいいことはありません。注意する前に一呼吸おいて、冷静になって子どもたちと向き合いましょう。

双方の言い分を聞くこと

基本的に喧嘩はどちらか一方が悪いケースはあまりなく、「喧嘩両成敗」のことが多いです。ですから、きょうだい喧嘩をしていてどちらか一方が泣いているからと言って、もう一方を頭ごなしに叱らないようにしましょう。

例えば、上の子が一人で遊んでいるおもちゃを下の子も欲しくなって無理やり取り上げた後、上の子が取り返して下の子が泣き出したら…?下の子に「勝手にとっちゃダメだよ」と注意しますよね。

下の子が泣いているからといって、はじめから上の子を叱ってしまうと、上の子は「自分は悪くないのに」と、怒られて悲しい気持ちになるはずです。

ですから、親は喧嘩している子どもたちをいきなり叱ることなく、双方の言い分に耳を傾けることが大切です。どちらにも言い分があるはずですから、それらを聞いたうえで仲裁に入り喧嘩を終わらせましょう。

ただ、怒られるのが嫌で嘘をつく子もいるかもしれません。双方の言い分が食い違っているときは無理に仲裁せず、「はい、もうこれで喧嘩は終わり!」と言ってお開きにします。

改めて、子どもが嘘をついていることがわかったときは「うそをついてはいけないよ」と伝えることです。