大人気婚活サバイバル番組『バチェラー・ジャパン』の男女逆転版『バチェロレッテ・ジャパン』の“シーズン1”がいよいよ2020年10月9日(金)よりAmazon Prime Videoにて独占配信。
ひとりのセレブ女性=バチェロレッテを巡り、17人の男性が火花を散らす恋愛バトルが繰り広げられる。今回、「バチェラー」シリーズに続き、「バチェロレッテ」でも司会進行役を務める、俳優の坂東工に話を聞いた。
大人気のリアル婚活サバイバル番組『バチェラー・ジャパン』(Amazon Prime Videoで独占配信中)は、現在“シーズン3”までが配信され、成功を収めたひとりの独身男性=バチェラーのパートナーの座を勝ち取るために、性格もバックグラウンドも異なる参加女性が繰り広げる恋愛バトルは大いに話題を呼んだ。
今秋、この「バチェラー」の男女逆転版である『バチェロレッテ・ジャパン』のシーズン1がAmazon Prime Videoで配信される。アメリカで2003年から放送されている「バチェロレッテ」シリーズは、現在、計15シーズンも制作されている人気コンテンツ。
日本版「バチェロレッテ」では、誰もが憧れる要素を兼ね備えたセレブ独身女性・福田萌子が初代バチェロレッテに決定し、結婚相手として選んでもらうために闘う、さまざまなタイプの参加男性が17名集結している。
『バチェロレッテ・ジャパン』はいったいどのような展開で、果たしてどんな男性が選ばれていくのか? その様子を一番近くで見てきたのは、俳優の坂東工だ。「バチェラー」全シリーズに続き、「バチェロレッテ」シリーズでも、司会進行を務めている。
「バチェラー」ファンには司会者としておなじみの坂東だが、実はハリウッド映画に出演経験もある俳優としての顔、NHK大河ドラマの衣装制作としての顔、レザー・アーティストでありながらアートギャラリーも経営するという多彩な顔を持っている。
今回、初披露される『バチェロレッテ・ジャパン』のこと、自身の恋愛観や活動についても、坂東が語ってくれた。
『バチェラー・ジャパン』は人間のドラマ
--まずは『バチェロレッテ・ジャパン』より先に配信されて人気の高い『バチェラー・ジャパン』について、一番近くでその様子をご覧になってきた坂東さんは、振り返ってみていかがでしょうか。
『バチェラー・ジャパン』のシーズン1は、マニュアルがないわけです。
もちろん台本もなく、その場で行われていることは、僕自身もスタッフもどうなるかわからない状態から始まっているからこそ、リアリティショーとはこのことだと実感しましたね。
“シーズン1”のバチェラー・久保裕丈さんは、すべての物事の道を作ってくれた人。
番組のなかで、残ってほしい参加者にローズを渡す「ローズセレモニー」、バチェラーと女性ふたりの3人でデートしてその場でどちらかの女性ひとりを選ぶ「2 on 1デート」といった企画がありますが、どれも初めてという段階から始まり、最終的に話題となった作品になったというのは、久保さんが礎として道を作ってくれたから。
僕は、久保さんを「初代バチェラー」ではなく、あえて「ザ・バチェラー」と呼びたいですね。人間として尊敬しています。
“シーズン1”は人気を博して“シーズン2”が始まりましたが、参加女性は1を観てバチェラーの世界観を学習してきていましたし、僕自身もそう。
ただ、僕のスタンスとして変わらないことがひとつあって、「バチェラーの選択を100パーセント支持し、その選択に関して僕が操作してはいけない」ということです。
バチェラーの良き相談役に徹するが、何かに対して答えを言うなんてもってのほか、ただ話を聞くのみ。バチェラーたちの心をほぐす立場でいることが、ドラマを紡ぐうえで重要だと思っています。
“シーズン2”でも、さまざまなドラマがありました。2代目のバチェラーが小柳津林太郎さんになり、女性陣も違うだけで、ここまでリアリティーショーが変わるのかと。
まるで最後が決まっていたように話が進んでいき、そこでまたミラクルが起こって、きれいなシーズンだったと思います。小柳津さんは久保さんとは違う女性との関わり方でしたね。
そして“シーズン3”は、「まさか!」でした。
それまでも結婚を前提にしていたものではありましたが、友永真也さんが3代目のバチェラーになった“シーズン3”では、誠実に結婚へ向かう姿勢が強ければ強いほど、バチェラーの男としての弱さも見えた気がします。
僕は“シーズン3”で初めて、「これは男女の恋愛リアリティーショーではない、人間のドラマなんだ」と彼に教えてもらいました。だからこそ、最後の選択を理解できた。
もし番組を恋愛ゲームだと思っていたら、最後にあんなことは起こらなかったでしょうし、彼の選択を100万人が「No」と言っても、「自分はこれを通す」と決めたんだと思いますし、僕はそんな彼の選択を支持します。