ステップ2 ひとり遊びをサポートする

次に、玩具を使った遊びを積極的に取り入れていきましょう。もちろん最初は一緒に遊ぶ必要はありますが、慣れてきたら徐々に子どもとの距離をとっていきます。

不安になったら子どもはママのほうを振り返ります。このときは笑顔で「大丈夫よ!」と声をかけましょう。

それでも不安が募って泣いたり、ママのほうへ戻ってきたりする場合も多々あります。その場合は、ステップ1へ戻ってやり直しましょう。ステップ1と2を繰り返すことで、ママという安全地帯を出て冒険へ出ることができるのです。

この時期は、絵本も有効な手段です。読み聞かせももちろん大事ですが、絵本は文字が読めなくても絵だけで十分に説明的で楽しいものです。好奇心を育てるためにも、この時期に重要なのは教育だと思ってください。

ステップ3 見守り方を学ぼう!

ひとり遊びができるようになったからといって、見守らなくていいわけではありません。

たとえば、子どもが公園や家庭で遊んでいる時にスマホに気を取られてしまうと、子どもは疎外感を感じてしまいます。これはパパやほかの同居家族にも共通していえることですので、家族間でシェアして子どもに愛情を注ぎましょう。

また、定期的に家族に預けてお出かけをするなど、徐々に独立心を育てていきましょう。もちろん外出の際は黙っていくのではなく、必ず「行ってきます」の声掛けを忘れずに!

最後に 後追いが卒業できないと…

この「後追い」が卒業できないと、次に「場所見知り」という問題が生じてきます。ママに依存してしまうと、新しい場所やグループに馴染めない子どもになってしまうこともあり得ます。

かといって、むりやり卒業させるのもよくないので、子どもの心の成長に合わせて実行していきましょう。もちろん、子離れできない親になるのも注意してくださいね。

「ぴあ中部版」映画担当を経て上京、その後はテレビ情報誌、不動産雑誌・広告などの編集・ライターを務める。著書に『年収350万円でも家が買える』(2014年・彩図社刊)。また、映画監督としては、ゆうばり国際ファンタスティック映画祭などで注目され、2002年「異形ノ恋」(出演・西川方啓、木下ほうか、寺田農)でデビュー。