現在42歳で3児のママながら、「今が自分史上最高の体」だと話す、骨盤矯正パーソナルトレーナーのNaokoさん。
今でこそダイエットの必要がないNaokoさんですが、20代前半は不規則な生活から12kgも太っていた時期があったそう。
その後30歳から3度の出産を経て、自身の経験や代表を務める教室の生徒さんの指導から、“お尻”に着目したメソッドを確立しました。
Naokoさんの「お尻筋伸ばし」は、お尻の外側にある大臀筋や中臀筋、インナーマッスルの大腰筋や腸骨筋など、いわゆるお尻全体を動かす筋肉をほぐすことで、柔軟性を高め、体を整えるメソッドです。
「お尻が怠ければ体がゆがみやすく、動かさない筋肉が多くなります。そこに脂肪がつくのです。逆にいえば、お尻さえ整えておけば、バランスよく筋肉動かせるので、理想の体型を手に入れ、キープし続けることができます」とNaokoさん。
自身もメソッド確立後の40歳で出産時がもっとも回復がスムーズだったとのこと。
「産後の体力回復も体型の戻りも一番早く、産後3ヶ月で14kgやせ、ベストな状態に戻ることができた」と話します。
「お尻筋伸ばし」は、自力でできる「整体」
「お尻筋伸ばし」をまとめたのが、書籍『1分おしり筋を伸ばすだけで劇的ペタ腹!』です。
本書の中で、Naokoさんの教室で実際に「お尻伸ばし」に取り組む生徒さんたちのBefore&Afterが紹介されていますが、みなさん、短期間でお腹が凹んだり、くびれができたり、長年の脂肪にも確実な変化が出ているんです。
私もトライしてみましたが、何よりも骨盤やお尻周りの筋肉を伸ばすのが心地いい!
4種類の動作は“セルフ整体”といわれているのがよくわかります。筋トレのように疲れも筋肉痛もないですが、体にじんわりきいてきます。
リモートワークなど座る時間が長い人にもおすすめ。
お尻伸ばしで痩せるメカニズム
お尻の筋肉が怠けるとなぜお腹や下半身が太るのでしょう?著書ではこのように説明されています。
お尻は体の土台。
お尻の筋肉を使えていないと体中にゆがみが発生するのです。
体がゆがむと筋肉をまんべんなく使えず、怠ける筋肉と過剰に働く筋肉が出現します。
怠ける筋肉の代表が下腹や内もも、裏ももです。
筋肉がなければそこにどんどん脂肪がついてきます。
一方、過剰に使いがちな筋肉は肩周りや腰、前ももなど。これらの分は筋肉が張って固太りや痛みが起きやすくなるのです。出典(『1分おしり筋を伸ばすだけで劇的ペタ腹!』)
体のアンバランスが、こりやぽっこり腹、下半身太りにつながっていきます。さらに、お尻がきちんと働かないと股関節やそけい部も硬くなるため、お腹の筋肉はさらに弱まってしまうとか。
そけい部が硬く縮めばお腹が緩み常に力が抜けた状態になるのです。怠け癖がついているお腹は、腹筋運動しても刺激がきちんと届きません。出典(『1分おしり筋を伸ばすだけで劇的ペタ腹!』)
なぜお尻が怠けてしまうのかというと、いつでもどこでもスマホを見たり、長時間のデスクワーク、赤ちゃんを抱っこする姿勢…。このような姿勢がお尻が怠ける原因になっているそうです。
常に重心が前に偏っているため、背面の筋肉を使わず、お尻の筋肉も衰えがちなのです。
毎日の前屈みな生活習慣をあらためたいですね。
それでは基本のお尻伸ばしをやってみましょう。