子どもって、どうしてしょっちゅう具合が悪くなるのでしょうか?
その都度 “今日の予定”は白紙になり、体調を崩している子どもに向かって嫌味の一つも言いたくなってしまいます。
朝、子どもに微熱があれば保育園は預かってはくれません。そんなとき、子どもの体調を心配するより「仕事を休まなければならない。どうしたらいいの」と焦り、子どもにイラっとしてしまうことってありませんか?
しかし、ここで口にしてしまってはいけない言葉があります。
『1人でできる子が育つ「テキトー母さん」のすすめ』の著者の立石美津子が詳しくお話しします。
朝起きたら子どもが発熱
子どもの病気は予測不可能。昨日まで元気はつらつだったのに、「朝起きたら具合が悪い」なんてこともあります。
親にとって大事な予定が入っている日に限って体調を崩すような気もしてきます。
予定していたことが白紙状態。スケジュールの組み直しのため、あちらこちらに電話しお詫びの連続になってしまいます。
■仕事中の呼び出しにストレスが…
朝、子どもの体温は37.0度。「まあ、大丈夫か」と保育園に預けたら、11時頃携帯が鳴り、「熱が37.8度に上がっているのですぐに迎えに来てください!」と担任から連絡。
こんなときも「朝は平気だったのに、どうして。もう!」と頭にきてしまいます。
ワーキングマザーでなくても子どもの体調にイライラされることが
ワーキングマザーでなくても子どもの体調にイライラされることがあります。
たとえば…休日、子どもたちを連れて久しぶりにママ友と遊園地へお出かけする予定を立てていました。
ところが当日になって下の子が発熱。他の子に風邪をうつしてはならないし、上の子だけママ友に頼むのも気が引けて結局行けなくなってしまいました。
上の子はむくれるし、ママ自身もストレス発散ができずイライラしてしまいます。
■筆者の経験
筆者も同じような状況でした。息子は特に3歳になるまでは頻繁に熱を出していました。やっと治って保育園に登園させたら、また誰かの風邪がうつって数日後に病欠。
どうしても休めない講演会を依頼されている日は、万が一のときに備えて前もって「もし、子どもが当日熱を出したらすぐに来て」と70歳の母のスケジュールを押さえていました。
でも、子どもが元気だったら元気だったで母は「そのために何も予定を入れずに空けていたのに元気だなんて…」と、その日の予定がなくなり不満気です。
子どもはどっちへ転んでも文句を言われる状態でした。