case3. ケガしたのに報告ナシ!?怒りのお手紙発動

「ある日、学童保育所から帰ってきた子どもの顔を見たら、頬に、どこかにぶつけたようなアザが。

学童からは特に何の報告もなかった上、子どもが『学童の先生(指導員さん)に踏まれた』と言うのでさらにビックリ。

『一体どういうこと!?』と憤りながら、手紙を書いて説明を求めました。

その結果、翌日に主任の先生から慌てて説明が。ケガをしたのは、子どもがふざけて先生の足元に絡みついたのが原因だったことが判明。

その先生は子どもに手当てをして上司に報告したのに、主任の先生が親(私)への報告を忘れたということでした。

報告がなかったことについては謝罪もあり、我が子も悪かったことがわかってすっかり納得。ただ、気合いを入れて丁寧にしたためたお手紙が怖かったようで…。

以降、先生たちにも我が子にもなんとなく恐れられている気がします(笑)」(40代、1男のママ)

子どもの事故やそれによるケガは、園・学校生活でママが心配なことの一つ。

たまにすり傷や小さなケガをするのは避けられませんが、施設から何の報告もないと、どんどん悪い方に想像が膨らむものです。

このケースでは、手紙の文面に気迫がこもりすぎて怖がられてしまったのが反省点ですが、かといって放っておいたら、先生の対応に不信感を抱いたままになっていたかもしれません。

case4. 上級生からのいじめ発覚!担任に相談すると…

「長女が小学校高学年のとき、クラブの先輩女子数名に心ないあだ名をつけられて、いじめられていたことがありました。最初は本人が黙って耐えていたため、私たち親はまったく気づかず…。

ところがある日、次女が『○○の妹だ〜』とからかわれているところに長女が遭遇。帰宅してから、『自分はともかく、関係ない妹に嫌なことをするのはおかしい』と言って、初めていじめの実態を話してくれたんです。

そこで、まずは担任の先生に様子を聞きに行くことに。長女の話を伝えた上で、『子どもの話を100%信じるわけにはいかないので、先生からご覧になって我が子の至らない点があれば教えていただきたい』と相談しました。

すると先生は、『この件、私に預からせてください』と一言。

その後、先生は、長女と他のいじめられた経験がある子たちを連れて、上の学年のいじめっ子たちのところに行って、かなり厳しく注意してくれたそうです。おかげでぴたりといじめはなくなり、楽しい小学校生活を送ることができました」(40代、2女1男のママ)

学校でのいじめは、放置すると、子ども自身の心に傷を残しかねません。とはいえ実際に事態に直面すると、そこまで事態が深刻なのか、どう動けば状況が改善するのかと悩んでしまいそうです。

このケースでは、子どもからのSOSを受けてすぐにママが先生に相談し、先生が適切に対応してくれたおかげで、上級生たちの嫌がらせがストップ。周囲の大人の行動が要なのだと実感させられます。