先輩ママが教える!モンペ扱いされない上手な伝え方

ここで紹介した4ケースでは、いずれも勇気を出して行動したことが良い結果につながっています。直後は気まずい雰囲気になる場合もありますが、それも一時的なこと。しばらくすると意見を言う前より良好な関係になることが多いようです。

「これは確認しないと!」「親の意見を伝えるべき!」と思ったら、遠慮してモヤモヤや不信感を抱え込むより、思い切って意見した方がいいでしょう。

ただ、いざとなると、先生や園・学校側との関係性が悪化しないか、やっぱり心配ですよね。波風立てずに上手に伝えるには、どうしたらいいのでしょうか。

アドバイスをくれたのは、case4.の先輩ママ。PTAや学校支援ボランティアの活動を通して学校の先生と接する機会が多かったということで、経験から学んだ上手な伝え方のポイントを教えてくれました。

「園や学校の先生たちは、子どもの保育や教育を専門とするプロフェッショナル。当然、自分の職業にプライドを持っています。意見を言うときには、先生の立場を尊重しながら、感情的にならず冷静に、理路整然と話すことが大切。

たとえば宿題の出し方や授業内容に疑問があるときには、指導の真意を伺う、という姿勢で話すと、良い方向に進むと思います」

今までは特に園や学校に意見するような状況になったことがない、という人も多いと思いますが、ママたるもの、たとえモンペと言われる懸念があっても、子どものために行動を起こさねばならない日が来るかもしれません。

何かあったときにうまく意見を伝えられるよう、普段からできる限り落ち着いて、筋道立てて話すことを心がけたいですね。

京都在住ライター。私大文学部を卒業し、会社勤めを経てフリーライターに。東京都内で活動した後に、京都市左京区に引っ越し出産。その後は京都で子育てをしながらライター業を続ける。インタビュー・取材記事をはじめ、カルチャー、ヘルスケア、生活などのジャンルで幅広く執筆。