子どもを持つという選択肢を選んだ夫婦が次に立ち止まるのは、「子どもを何人持つか」という選択肢。
産む前はたくさん欲しいと思っていたけど、産んでみたら大変すぎてひとりでも手一杯ということもあれば、欲しくても産めない場合もあります。もちろん、意図的に一人っ子を選択する場合も。
子どもは授かりものなので、ひとりでも何人でも尊いもの。一人っ子でも、きょうだい児でも、そこに優劣はありません。
ですが、きょうだい児を育てるママが一人っ子のママに何気なく言った言葉が、相手を傷つけていたり、怒らせたりすることがあります。
今回は、そんな一人っ子を育てるママへの発言で注意したいものを4つ、ご紹介します。
何気なく言っていたら要注意!一人っ子ママをイラつかせる発言4つ
一人だとラクでいいね
きょうだい児がいると、一人っ子に比べて一人あたりに目や手をかけてやれる時間が当然ながら減ります。しっかり見ていてやれる一人っ子ママを見て、きょうだいを育てるよりもラクそうで羨ましいな…と思ってしまうこともあるかもしれません。
ですが、子育てというのは本当に子どもの個性、特性によってハードさが違うもの。もちろん、親側のキャパシティや体力なども人それぞれです。子どもとの相性の問題もあるかもしれません。
「一人はラクそうでいいな~」「きょうだいがいると本当に大変で」「きょうだいの大変さ、わからないよね」などの、きょうだいがいる大変さをアピールするような発言は、夫婦の意思で一人っ子を選んだ親も、本当はきょうだいが欲しかったけどできなかった親も、どちらも不快にさせてしまうでしょう。
きょうだいはある程度育てば一緒に遊んでくれますが、一人っ子は遊び相手が家の中にいないので親が相手をする機会が増えて大変、という声も聞きます。
端から見て「ラクそう」というのは、見た側の主観でしかなく、本当にラクなのかどうかは当事者にしかわかりません。きょうだいがいるから大変、一人だからラク、と決めつけるのは早計です。
きょうだいがいると楽しいよ
きょうだいがいると、ケンカも多いですが、一緒に仲良くぶ姿や、笑い合う姿にホッコリしますよね。きょうだいを育てていてよかったな、と思う瞬間でもあります。
でも、それを聞かれてもいない一人っ子の親に向かってアピールするのは考えもの。一人っ子の親にしてみれば、自分の育児や、自分の子どもを否定されたような気になりますよね。
ましてや、望んでいたのにきょうだいを産めなかった場合もあります。よほど仲がいいママ友でもない限り、そういった事情は軽々しく話さないもの。
自分の子どもが可愛いあまり、一人っ子親のいる前できょうだいって本当に素晴らしい!と声高に言わないよう心掛けたほうがよさそうです。