食事のにおいがするだけでもツライ、つわり期。人により多少のばらつきはありますが、大体妊娠5週目くらいから起きる、食欲不振、吐き気、嘔吐など消化器系の異常です。

つわりの重い、軽いも人によってバラバラで、何を食べても吐いてしまうくらい重い人もいれば、ふだんと変わらない食事ができるくらい軽い、もしくは無症状という人もいます。

よくすっぱいものを食べるといい、なんて言いますが、実は何を食べられて何を食べられないかは、人によってかなり違っていたりします。

食べられるものの幅が狭まってしまう上に食欲が減退することも多いため、栄養をとらないといけない時期なのに栄養どころかまともな食事すらしんどい…というのがつわり期のツラさ。

妊婦さんは皆できるだけ工夫しながら、赤ちゃんのために少しでも栄養ある食事を心がけているのではないでしょうか。

そこで実際に周囲の妊娠経験がある方に、つわり中にどうやって栄養をとっていたのかを聞き取り調査しました。つわりに苦しむ方は、参考にしてみてはいかがでしょう。

つわりで食事がツラい!うまく栄養をとる方法

1:さっぱりしたものが食べたい人は「フルーツ類」や「薬味」

つわり中は、基本的に食べ物のにおいなどに気持ち悪くなってしまうことが多いので、さっぱりしたものを好む人が多いようです。

「いつもはそんなに好きでもないのに、なぜか無性にリンゴが食べたくなって。果物なら栄養もとれるし、他がだめでも果物は大丈夫なものが多かったので、リンゴやキウイ、スイカやいちごなど、さっぱり系の果物にお世話になっていましたね。元々好きというのもあって、野菜だとトマトばかり食べていました」

「冷ややっこは大丈夫だったので、ミョウガやシソなどの薬味をいつもよりたっぷりのせて食べていました」

フルーツの中から食べられるものを探してみたり、薬味を食べる際にいつもより多めにしてみたりすると、多少なりとも栄養補給になりそうです。

2:レモン、梅干しなどの王道「すっぱいもの」系

やはり、よく言われている通り、つわり中はすっぱいものを好む人もいるようです。

「ありきたりだけど、うどんに梅干しを入れたり、揚げ物やソテーにはレモンをかけたり、南蛮酢であえたり、とにかくすっぱくして食べていました。栄養より吐き気をもよおさない工夫しかしていなかったかも(笑)」

「パイナップル、グレープフルーツなど酸味のあるフルーツが食べたくなって、小腹がすくともっぱらそればかり食べていた気がします。それ系のゼリーも常備していました」

梅干しやレモンなどは、すっぱさだけでなくもちろん栄養もあります。積極的に取り入れてみるといいかもしれません。