食べることは大好きだったのに…

数ヶ月つわりを体験した感想は「寝ても覚めても続く二日酔い」のような気持ち悪さ。

私の場合はオーソドックスな“ムカつきと吐き気”が続きました。

ピーク時に“口にしてもいいかな”と思えたのは、ゼリー類となぜか蒸しパン。

もともとは、出社前に朝食をとっても10時を越える頃にはお腹が空くような燃費の悪さだったのに、ちっこい蒸しパン1個でギブアップ、なんて日が来るとは思いませんでした。

気持ち悪いけどお腹は空くんですよね。食べた瞬間は“おいしい”んだけど、その直後に“気持ち悪い…”が戻ってくるので食欲がわかないというか。

一度、どうしてもラーメンが食べたくなって、「あの塩ラーメンならイケる気がする!」と足を運んだのが横浜・元町にある「本丸亭」。

大好きな「塩らー麺」を頼み、スープと春菊と麺を数口堪能。

悔しさを噛み締めながらダンナに譲りました(涙)。

「おいしい…! けど気持ち悪い…」というあの感覚、妙に記憶に残っています。

妊娠に気付いた直後から、だいたい15週目くらいまでに気持ち悪さは落ち着きましたが、もともと偏頭痛持ちだったせいか、その後、頭痛が頻発。これもつわりの一種のようでした。

飲める鎮痛剤が限定されていてなかなか効かず、仕事があったので困った覚えがあります。

そんな「デフォルトで体調が悪い」つわり期ですが、「妊娠したら妻が大変なことに…!」という現実をダンナに見せられたという意味では良かったのではないかという気もします。

「家事はオレがやる…!」なんてミラクル発言、つわり期がなければ絶対出てこなかったと思うんですよね。長続きはしなかったけど…(笑)。

あと、大好きだったお酒も飲む気がしなくなって、“飲むのをやめる”というより“いらない”という気持ちになれたのは、意外とありがたかったです。

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