3:空腹で気持ち悪くなる場合はちょっとした「おにぎり」や「おやつ」を常備
食欲が減退する人がいる一方で、とにかくお腹がすくと気持ちが悪くなる、という人も。
「空腹にならないように、たとえオフィスにいても常備しているラップにくるんだ小さなおにぎりをそっと取り出して、ちょっとした空き時間に食べるようにしていました。おせんべいもよかったです」
「カカオ成分の高いチョコレートをいつも持ち歩くようにしていました。パッと出してすぐ食べられるし、糖分ゼロのものなら砂糖のとりすぎも防げるから罪悪感も少ないし(笑)」
「空腹をまぎらわすためによくガムを噛んでいました。ガムも味によって食べられるものとちょっとNGなものがあったので、気持ち悪くならないものを選んでいましたね」
お腹がすく前にちょっとした栄養補給をして、空腹をできるだけ回避するのが効果的のよう。
実は、つわりは血糖値が下がるとひどくなるそう。食欲がないときは自分が食べられそうなアイスやチョコなどの“お助け食材”を先に食べて、血糖値が上がって食欲が出たら何か別の栄養あるものを食べてみては、と産婦人科の先生からアドバイスされた方もいましたよ。
4:においを立たせないために温かいものは「冷まして」食べる
ご飯が炊きあがったときのにおいがダメ、という方も多いのでは。温かいものはにおいが立ちやすいので、要注意です。
「本当は妊婦は体を冷やさないほうがいいんだろうけど、温かいものが無理でおにぎりも冷めたもの、スープも冷製のもの、麺も冷たいもので、できるだけ栄養をとるようにしていました」
「温かいご飯はにおいもあって気持ち悪くなったけど、冷や汁にしたら食べられました。薬味やごまやキュウリも入っているので、栄養もとれていた気がします」
吐き気をもよおさないためにもにおいを避けて、冷ますことで食べられるものは冷ましてみるといいかもしれません。
5:最後の頼みの綱は「サプリメント」で栄養補給!
食べられるものがないというくらい、何も受け付けないという人。食べられるものはあるけど、その中に栄養がとれそうなものがなくて心配という人。そんな人でも、現代にはサプリという心強い栄養補助食品があります。
「つわりで吐きすぎて、鉄分の値が低くなり一時は入院する事態に。ほうれん草2束食べてくださいと言われても、妊婦じゃなくてもその量はきつい…(笑)。お医者さんから言われて、堂々とサプリで補っていました」
「月並みですが、葉酸とか鉄分とか書いてあるドリンクとか、サプリとかを飲んでいました。あと食べる量を調整しやすいので、『鉄分入り』って書いてあるフルグラ系のやつとかも」
「たとえ栄養を取れなくても、葉酸サプリを飲んでいるから赤ちゃんには大丈夫、と思うようにしていました(笑)。ついでに、ビタミンDを摂取するといいというので、積極的に陽に当たっていました。陽に当たるとビタミンDを取れるらしいと聞いたので…」
サプリだけですべての栄養を補えるわけではなく、バランスのいい食事がいいのは当然のこと。ただ、そんなことを言っていられないつわり期には、サプリで少しでも栄養をとれると、ひとつの安心材料になりますね。
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つわりのある時期は、多少栄養バランスが偏っていても、赤ちゃんの成長にはほぼ影響がないと言われています。
栄養をとるのも大事ですが、つわりの程度は本当に人によって千差万別。食べられるときに食べられるものを食べる、くらいの気持ちで、できるだけ自分がラクなようにするのが一番です。