3、できるだけ楽をしようとする

「たとえば、電車の中で空いている席を見つけたら、すかさず突進してお尻を滑り込ませる女性は、おばさんっぽいなと思います。そういう人たちって、スカートでもパンツでも、ワンピでも着ているものに関係なく、座った途端に股をドーンと広げるのが恒例です。とにかく楽をしたいし、楽している間は周りを気にすることもないのが特徴。

ちなみに、電車内以外でも、ホームのベンチや病院の待合室の椅子など、空席をめがけてダッシュ! みたいな行動はおばさん感がすごいです」(27歳/IT)

「こういう人、いる……」と、普段電車通勤をしている方は、思ったのではないでしょうか。体がしんどい・つらい場合は除きますが、健康な状態であるのに、一刻も早く座りたがる、なんとしてでも席を確保しようとする行動は、おばさんっぽく見せてしまいます。

ゆっくりと余裕を持った動きで、椅子に近づくだけで、その印象はだいぶ変わるでしょう。

4、若作りをしている

「いつまでもきれいでいよう、という姿勢は悪いことではないと思います。でも、40代の女性が、20代の女性が着るようなファッションを選んだり、同じような髪型をしたり、メイクにしたりすると、チグハグ感がすごいんです。

浮いている、というか。なんか、怖い……と感じるのは私だけではないはず。むしろ若く見えず、他の若い子と並ぶと、おばさんっぽさが強調されてしまうと思います」(24歳/PR)

「若作り」と「若々しい」はまったく違う要素。若作りには「がんばっている」「必死」「痛々しい」といったものを感じますが、若々しいは「ナチュラル」「無理にがんばらない」といったプラスの印象を受けます。

ファッションやメイクは「自然体に見えるかどうか」を観点に考えると良いのではないでしょうか。

日頃の行動や心構え、その一つひとつが、おばさん化する人とそうでない人とを分けます。おばさんではなく、「素敵な大人の女性」を目指したいものですね。

フリー編集者・ライター。岡山県出身。中央大学法学部卒業後、楽天、リアルワールドを経てフリー編集者/ライターに。関心のあるテーマは女性の生き方や働き方、性、日本の家族制度など。結婚・離婚を一度経験。11月14日に『はたらく人の結婚しない生き方』を発売。