「マタニティハイ」や「産後ハイ」といった言葉は、妊娠・出産を経験した方なら誰しも聞いたことがあるはず。

「マタニティハイ」は妊娠がわかった直後、「産後ハイ」は出産を体験した後の気分の高揚から、ハイテンション状態になることを指します。

浮かれるあまり、普段ならやらないような行動をとったり、言わないような言葉を言ったり、あとから思い出すと赤面……! なんていう体験をした方も多いのでは。

実際にマタニティもしくは産後ハイを経験した周囲のママに、「あれは周囲に迷惑をかけてしまったなぁ」と思い出すエピソードを聞いてみました。

マタニティor産後ハイで後悔! 周囲に迷惑をかけてしまったエピソード

1:みんなに気にかけてほしい気持ちが大きすぎて……

マタニティハイで多いのは、待望の第一子を授かったときや、そのことを打ち明けて周囲から祝福されたことでハイになるというもの。

赤ちゃんがお腹の中にいるという神秘的な体験に、身体を大切にしすぎて周囲にまで気を遣わせてしまった、と心配する方も。

「第一子の妊娠のとき少し慎重になりすぎて、荷物を運ぶとか、お客さんの対応とかの仕事中の雑用を後輩に任せすぎていたかも」

ただ、実際にマタニティ期は何があるかわからないので、周囲に頼り、身体をいたわるに越したことはありません。その際に、周囲への感謝を忘れないようにしていれば、きっと大丈夫です。

現代ならではの、SNSにまつわるマタニティハイの恥ずかしいエピソードも。

「SNSでマタニティ期の様子をエコー写真まで載せて報告していました。今思うと、誰も興味ないだろって思うんですが、完全に浮かれていましたね」

「安定期前のまだ妊娠を報告できていない時期に、SNSで妊娠におわせみたいな投稿をしていました。恥ずかしい……」

SNSでの妊娠関連投稿は、人によっては不快な思いをさせてしまうかもしれませんが、迷惑をかけるというほどのことはありません。

ただ、自分があとから振り返って、やってしまった……! と恥ずかしい思いをすることもあるで、ふだんから赤裸々にSNS投稿するタイプでなければ、控えたほうがあとあとのためにいいかもしれません。

2:周囲への報告の仕方が……

明らかに浮かれている、周囲のマタニティハイ状態の友人・知人に、ちょっと苦い思いをさせられた方もいるようです。

「職場の40代の先輩が初めての赤ちゃんを妊娠したときに、同世代や50代くらいの独身の人たちに『赤ちゃんはいいよ~、女に生まれたからには結婚と妊娠は経験しなきゃ!』って勧めていて……。

その年代だと産むこと自体が厳しい人も多いし、そもそも人にはいろいろな事情もあるのに、ちょっとなぁと思いながら黙って見ていました」

今どきまだこういうことを言ってしまう人もいるんだ、と驚きますが、マタニティハイが為せるワザなのかも!? 自分も、浮かれるあまり周囲に無神経な発言をしていないか、気を付けたいですね。

また、妊娠してすぐに周囲に報告するのも避けたほうがよさそうです。

「妊娠がうれしすぎたのか、かなり初期から報告してくれた友達が流産してしまって……迷惑をかけられたとかはないんですが、何と言葉をかけたらいいか……ということが何度かありました」

一般的には、周囲への報告は流産の可能性が少なくなる安定期に入ってからという人が多いかと思いますが、妊娠がわかるとうれしさのあまり親しい人にだけにはすぐ報告してしまいたくなりますよね。

親しい相手だからこそ、万が一のときにお互い気まずい思いをしないためにも、報告には慎重になった方がいいかもしれません。