●英語をマスターするためには、間違えてもいい!
ここまで紹介した英語だけでも、「え、そう聞こえるの!?」と驚いた人は多いはず。「言葉は生き物」とはよく言ったものですが、言語を使いこなすのは難しいもの。間違いたくないと身構えすぎると英語を話すのが怖くなってしまいますが、セインさんは「だいたいは通じるので大丈夫」とキッパリ。
セイン:状況に応じて「ああ、こういうことだろうな」と解釈しますし、できないのは当たり前だから恥ずかしく思わなくてもいい。英語圏の人だって、日本人が英語でコミュニケーションを取ろうとしてくれたら「何だ、この馬鹿」なんて思わない。間違えてもいいから、どんどん話しましょう。
国際語だからといって、喋れて当たり前という認識ではないようです。ちょっと安心。日本語がペラペラな座談会参加者のみなさんも、日本語が上達した理由は「失敗を繰り返しながらも、たくさん話したこと」だと口を揃えていました。語学をマスターするには、失敗を恐れないことが重要なようです。その他にコツはありますか?
セイン:インプットも重要。そのためには読書がいいですね。できれば音読で、スピードも意識しましょう。分からない単語には、とりあえず丸を付けておき、どうしても気になると感じた段階で辞書を引く。すると、「思った通りの意味だったな」「ぜんぜん違う意味だった」などと言葉の印象が強くなり、覚えやすくなります。
「英語を覚える」ではなく「物語を楽しむ」意識なら、無理なく読み進められそうです。まずは好きな小説で英語に慣れて、会話へと発展していきたいところ。セインさんのコミックエッセイ『日本人のちょっとヘンな英語』には、思わず笑ってしまう間違いがたくさん収録されています。正しいフレーズも掲載されているので、実用性もバッチリ。まずは漫画から、肩の力を抜いて英語学習を楽しんでみては?
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