千年を超える歴史を持つ京都の伝統産業が《ディズニーキャラクターを京都伝統工芸で表現》をテーマに作成した作品を展示する、「ディズニー/京都伝統工芸シリーズ」が京都みやこメッセで開催されます。
京都の伝統工芸として新たな表現を目指し、2019年より「ディズニー/京都伝統工芸シリーズ」として制作を進めてきた「京うちわ」「西陣織」「和傘」などの作品を一堂に集めた展示会。
京都の伝統工芸を取り扱う14社による新たな価値を創造する素晴らしい作品を、代々京都で生まれ育った筆者がご紹介します。
京呉服「おか善」
200年以上の歴史をもつおか善は芸舞妓の衣裳の制作をはじめ、自社制作のオリジナル商品を展開。
京友禅で表現された『ファンタジア』の振り袖は、貴重な原画から表情や服装、満点の星空を出来る限り再現するために、さまざまな技法を組み合わせて作り上げられました。
着ている本人はもちろん、周囲の人をも『ファンタジア』の世界に引き込むような作品です。
清水焼「朝日堂」
明治3年に創業の「京焼・清水焼」の専門店。
手書きで一つずつ作られる清水焼からは、作家の個性を活かした自由な発想で描かれたミッキーマウスとミニーマウスのマグカップが登場。
生き生きとしたキャラクターの温かみのある作品に仕上げられています。
和傘「辻倉」
辻倉は1690年から続く日本最古の和傘屋。
ミッキーマウスとミニーマウスがあしらわれた和日傘は「切継ぎ」と言う非常に高度な技法を用い、それぞれの色で染めた手漉きの和紙で作られています。
和傘の伝統的な文様『月奴柄&蛇の目柄』とディズニーの要素の調和を目指し、制作されました。
京うちわ「阿以波」
創業1689年の京うちわ専門店。
繊細な切り絵細工にミッキーマウスとミニーマウスがあしらわれています。