3.男の子の服装

男の子の場合、スーツスタイルが定番だといえます。それもセレモニーの場に相応しいスーツスタイルというと、ワイシャツとジャケット、ズボン。なかでもズボンは「ハーフパンツ」か「ロングパンツ」かで、好みがわかれるところでしょう。

だいたいは黒やネイビーといった定番カラーのジャケットとズボンに、白地のシャツとダークカラーのネクタイを着用。女の子ほどカラーバリエーションやデザインにはあまり差はなく、スーツスタイルはそれほど違いが出るものではありません。

ですが、わが子の個性や好みを出したい場合、たとえば活発な子だと「ハーフパンツ」で個性を出したり、ネクタイやシャツの色合いをカラフルなものにしてみたり、おしゃれな靴下を選ぶのも手です。

スーツスタイルは、ジャケットとパンツ以外に、シャツとネクタイなどがセットになったものもあるので、手持ちのアイテムによって選びましょう。

4.ママの服装

晴れの日とはいえ、入学式の一番の主役はわが子ですから、あくまでも保護者は目立ちすぎない程度の服装を心がけたいもの。そのなかで、ママが選びたいのは爽やかな色合いの服装がいいでしょう。

ワンピースとジャケットのセットといった、「セレモニースーツ」が多いようです。パンツと合わせたセットアップにする人も。

ベージュやライトグレー、パステルカラーなどの色合いで、ツイード素材を取り入れるなど素材で選ぶのもいいですし、クラシカルなものやスタイリッシュなものなどイメージで選ぶのもすてきですよね。

ここで「あまり着ないから」と、何年も前に購入したスーツを出してきて、入学式に着ていったりすることのないようにしましょう。その年ごとにデザインの流行も変わりますし、ママの体型も変化しているところがあるかもしれません。

もし卒園式と入学式の服装を着回すなら、上下どちらかだけチェンジしたり、華やかなコサージュをオンしたり、パールのネックレスをつけるのもいいですね。

わが家の場合、卒園式ではレースをあしらったネイビーのワンピースとジャケットを着用しますが、入学式では同じワンピースにホワイト系のジャケットとコサージュをオンします。

ちょっとした工夫で、同じものでも、ずいぶん印象も変わりますよ。

5.パパの服装

パパの場合、男の子の服装と同じく、スーツスタイルが定番です。

普段スーツ姿で出勤するとしても、入学式はフォーマルな場所ということを考え、いつも着ているスーツではなくセレモニーの場に相応しいものをチョイスしたいところ。

色合いは、やはり黒やネイビー、ダークグレーといった定番カラーがベスト。スーツはシングルとダブルがありますが、シングルが好ましいです。

また、ジャケットとスラックスがセットになっている「ツーピース」や、ジャケットとスラックスとベストがセットの「スリーピース」がありますが、ベストもある「スリーピース」のほうがフォーマルな印象。

とはいえ、ベストの着用の有無はご家庭によりけりでかまいません。

スーツではあまり変化を出せないので、シャツの色をブルーなどの爽やかな色合いにする、ポケットチーフを華やかな柄にする、派手すぎないおしゃれな柄のネクタイにするといった工夫をするといいでしょう。

ネクタイといえば、白と黒以外のカラーを選びましょう。

わが子の大切な1日だからこそ、家族みんなで晴れの日にぴったりの装いで出席したいものですよね。

ご紹介した服装に合わせて、髪型や靴も晴れの日に相応しいものにしたいところ。服を新調しない場合は、入学式の服をレンタルするご家庭もあるようです。

これから始まる小学校生活にワクワクするなか、希望にあふれる気持ちとフォーマルな場所に相応しいファッションで、心身ともに爽快で素晴らしい1日を過ごしてくださいね。

大阪生まれ。出版社勤務後、ライター&編集者として独立。エッセイ本『どうしても、結婚したかった。1000人の男性と出会った私の婚活ラプソディー』(発行:東京ニュース通信社/発売:講談社)2024年4月1日発売。音楽、日本・韓国などのドラマやTV・映画といったエンタメから恋愛・婚活・育児など女性向けジャンルを手がける。公式サイト