子どもが産まれたとき、とても助けになるのはあなたの両親(子どもにとってはジジババ)の存在です。もし近くに住んでいるなら仲良くして子育てに巻き込むべき。上手に巻き込む方法をアドバイスします。

「子育てには3つの手が必要だ」

これは筆者が作った格言ですが、わが家が子どもをふたり育てて痛感したのは、パパ、ママそれぞれの手だけでは足らず、もうひとつ手が欲しいときが多々ある、ということです。

パパとママがそろっているときはなんとかなるのですが、どちらかが風邪を引いたり仕事で抜けられないとき、「第3の手」があれば本当に助かります。保育園のお迎えも助かりますし、病院につれていってもらうこともできます。子どもの相手を半日してもらえるだけでもいいのです。

不慣れなオムツ交換をしているときは「第3の手」が子どもの気をそらしてくれるとオムツ交換に集中できます。寝かしつけをしているあいだに台所で皿洗いをしてくれる人がいれば、「ようやく寝てくれた。これから皿洗いか…」とぐったりすることもありません。

ファミリーサポートや病児保育サービスを活用するのも「第3の手」ですが、もしあなたの両親か配偶者の両親が近くにいるなら、あなたか配偶者の父母、つまり「ジジババ」を頼りにしない手はありません。

しかし、困ったときだけ頼りにするのではジジババもつきあってくれませんので、上手に子育てに巻き込むような工夫が必要になります。

ジジババとの連携のとりかた

基本的にジジババは「孫」に会いたいと考えているはずですし、「子(つまりあなた)」を助けてあげたいと思っているはずです。

しかし、困ったときだけ頼って、ストレスをぶつけるだけではジジババの子育て参加はうまくいきません。ジジババも年齢を考えれば昔より体力は落ちているでしょうし、忍耐にも限度というモノがあります。

そこで、以下のような方法で、少しずつジジババに育児を手伝ってもらうといいでしょう。

ヒント1. LINEのグループを作る

早めにやっておくといいのは、パパママ、ジジババの4人でLINEのグループを作ることです。パパの実家、ママの実家で2グループ作っておけば、なおいいでしょう。

LINEのグループは「とりあえず都合を聞いてみる」「代わりにお願いすることがあったらやってほしいことを連絡する」「その後うまくいっているかやりとりする」など、あって困ることはありません。

もちろん、子どもが病気のときだけ使うのではなく、子どものかわいいショットが撮れたらLINEでジジババにもシェアしておきましょう。それだけでも、困ったときに助けてあげる「やる気」になります。

ヒント2. オムツが取れるまではオムツ交換も慣れてもらう

オムツが取れていない段階でこそジジババのヘルプが助かります。しかしオムツ交換ができなければジジババにお任せができないということになります。ここは乗り越えるべきハードルです。

今どきパパがオムツ交換できない、ということはないかもしれませんが、ジジババにオムツ交換してもらえるようになるには、「慣れ」てもらうしかありません。

実家に行ったとき、何度かオムツ交換をしてもらい、そばでやり方をレクチャーしましょう。おばあちゃんのほうはすぐ手順を思い出すと思います。慣れるまで手際が悪くても怒らないようにしましょう。