「新型コロナウイルス感染症が流行してから、サービス業の彼女は勤務体制が変わり以前より忙しくなりました。
僕とのデートや友人たちとの食事も
『密を避けるように会社で言われているから』
と以前のように気楽に出ていけることがなくなり、仕方ないとわかってはいてもやっぱり寂しくて、“いっそ別れたほうがラクかな“と考えるときもあって。
連絡が減っていき、何となく僕からもLINEや電話をしづらくなっていたのですが、ある日彼女から
『最近、ゆっくり会えなくて本当にごめん。
私も寂しい。
やっと連休をもらったから、よかったらうちに泊まりにこない?』
と電話がありました。
久しぶりにゆっくり話をしたけど、仕事への責任感や僕に迷惑をかけたくない気持ち、空いた時間はなるべく会いたいことなど彼女の言葉を聞いていると、真剣に現実と向き合っているというか、前向きなことが改めてわかりました。
会えないくらいで別れようとしていた自分が恥ずかしくなったし、やっぱり好きだ!と思いましたね……」(28歳/セールス)
新しい生活様式が当然となった今は、お付き合いの形が以前と変わったというカップルも多いと思います。
そんななかで、距離が開いたと感じたけど自分が思うよりずっと真剣に現実を見つめていた彼女を知ると、お付き合いを大切にした気持ちが伝わりますよね。
コミュニケーションを忘れない姿勢こそ、愛情を育てる基本なのだなと思います。
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