【四章】最高のおみやげ

さて、企画も大成功に終わりました。そろそろ帰る時間ですが…ちょっとここでズルを。

 

ゴトウ「あの…すいません。おみやげに、魔法のお持ち帰りをしたいなって思ってまして」

メイド「へっ?」

ゴトウ「タッパーを持ってきたんで、萌え萌えパワーを持ち帰りさせてもらえないかと…」

※今回は取材ということで特別にお願いしました。通常は萌え萌えパワーのお持ち帰りは行っておりません。

 

メイド「分かりました。それでは注入しまーす!美味しくなーれ、萌え萌え、キューン!」

 

ゴトウ「いいい今だー!!一滴もこぼさへんでー!!」

ARuFa「…」

 

ゴトウ「というわけで、いただきました!お持ち帰り萌え!ありがとうございます!」

ARuFa「…」

すると突然、部屋の証明が落とされ、ショータイムが始まりました。

 

ステージ上にメイドさんが上がり、歌やダンスを披露してくれます。お客さんも、配られたサイリウムを手にして応援できるシステム。

 

最初は無表情だった ARuFaくんも、メイドさんのパフォーマンスを見ているうちに、だんだん楽しくなってきたようです。

 

最終的には、僕もかなわないほどのハシャギっぷり。おいおい、メイド喫茶にハマっちゃったんじゃないの〜?(笑)

 

楽しいライブも終わり、興奮冷めやらぬ我々。

ARuFa「いや、メイド喫茶って始めてで、正直よく知らなかったんですけど。来てみたら、めっちゃ楽しかったっす!」

ゴトウ「ふふ、分かってくれたようだな。俺も常々、死ぬときはメイド喫茶でこと切れたいと思っていたんだ」

ARuFa「このオッサン、ところどころヤバいな」

 

さて楽しい時間は一瞬にして過ぎ去り、帰宅の時間です。メイドさんに見送ってもらいつつ、お店を出るワタクシ。いつかまた、帰ってくると約束して…。

 


…さて自宅に帰って。

 

「持ち帰り萌え」さえあれば、どんな食べ物でも美味しくなる!

何に振りかけようかしら…と探してみたところ、棚の奥からインスタントラーメンを発見。したものの…あれ?このラーメン、

 

賞味期限が 3 年前…?

 

ま、メイドさんの力があれば大丈夫だろー!

 

いただきまーす!!

 

 

 

【おわり】
 

 

アニメばかり見てて、気がついたら40代中盤のオタク系サラリーマン。結婚や出世って年を経れば自然にできるものかと思ってたけど、ぜんぜん違いますね。

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